求人率が過去最悪に・・・。
2009年平均の完全失業率が過去最悪になりました・・・。全国平均は、0.47%で、1963年に統計をとりはじめて以来の過去最悪に。福岡の求人率は、0.40%。自動車、電機などの輸出大企業が主導した解雇・雇い止めや、中小業者の倒産などによる激しい雇用破壊で、生産現場の労働者が急減していることが影響しています。と、なんとも不景気な世の中ですが、鳩山首相の施政方針演説では、「いのちを守りたい」という友愛政治の理念を語りました。しかし、国民の暮らしをどう具体的に守るのか、沖縄の普天間基地をどうするのかの、具体的なことは語らず・・・。小沢幹事長の疑惑についても語らずでした。民主党の小沢幹事長の疑惑ですが、土地購入にあてた4億円は、事務所の金庫に4億円を保管していたという説明をしています。疑惑は、この4億円の出所ですが、ゼネコンからの献金(裏金)ではないかということです。ゼネコンが、小沢氏に献金することによって、公共工事をまわしてもらうという、システムがあるということが、しんぶん赤旗にくわしく書いてあります。ゼネコン会社が、お金を持っていって、小沢氏に「お力添えをお願いします」と言うと、小沢氏は「よしわかった。西松にしてやる」という「天の声」が発せられ、そのとおりになる、というシステムがあるというのです。「天の声」は、1980年代から出されていたという、検察側の調査もあります。公共事業の談合で、「天の声」を出し、その見返りに献金や選挙支援を受ける・・・。小沢氏とゼネコン・建設業者の癒着関係は長期で根深いといわれています。西松建設の元幹部の方は「小沢さんの子分がみんな自治体の首長になっているのだから、そりゃあ、建設業者は応援するし、票も集めてくる。小沢さんの影響力はすごい、震え上がるほどだ」と言います。公共事業は、国民の税金でする事業です。それが、このような献金でゆがめられていては、公共事業費も高額になります。結局国民の税金が政治家に流れて、国民が被害にあっている、という悪循環になっているということです。日本共産党の綱領には、「反動政治家や特権官僚と一部大企業との腐敗した癒着・結合がある。絶えることのない汚職・買収・腐敗の連鎖は、日本独占資本主義と反動政治の普及の底深さを表している」と書いてあります。そして、そのことが「これらによって、日本経済はとくに基盤の弱いものとなっており、21世紀の世界資本主義の激動する情勢のもとで、日本独占主義の前途には、とりわけ激しい矛盾と危機が予想される」とありますが、そのとおりだな~と感じます。小沢氏の疑惑は、あいまいにせず、はっきりさせてほしいですね。