すごい小学生
5年生のりょうたくんは、今日3時頃やってきた。補習などの呼び出しも特になく、突然。「どうしたの?」「家にいてもやることないから来た」で、終わって帰ったのが6時頃。小学生の内からこれはスゴイ。彼はいつから火がついたのか。少し前、塾内のテストをやった。夏の終わりに1回、先月終わりに1回。夏の終わりは、5年生3人のうち2番だった。その時、彼がどう思ったのか分からない。ただ、少しだけ目の色が変わったのは分かった。だから、少しだけ難しい問題を与えるようにした。そして2回目、彼は3人のうち1番になった。2位に2教科で30点以上の点差をつけて。彼はそれから、さらに勉強する意欲に拍車がかかった。我々は、一時的な熱にならぬよう、熱しすぎず、かといって冷めることのないよう、見守る。そして、少し難しい問題を与える。彼の実力ではまだまだ難しいだろう。けれど、今の彼はこの問題にじっくり取り組むだろう。そして、考えて考えて考えて、本当に分からないものを質問に来るだろう。そして僕は答えではなく、あくまでも意地悪くヒントを与えじらすのである。5年生の彼は、時間を豊かに使って、脳の記憶領域ではない「思考」の部分をフル回転する最高のタイミングに来ていると思う。小学生の内から受験受験・・・とがんばっているお母さん。点数ばかりに気を取られ、思考力を奪う勉強をさせていませんか?5年後、どちらが勝つと思いますか?