値崩れしてきたのか・・・・
最近中国の不動産事情についてさまざまな情報や意見が飛び交う中、北京・上海では供給過多によるマンションの値崩れが始まってきているご様子。そんな記事をちょっとご紹介。北京の新築マンション市場で2007年12月、成約価格が売出価格を下回ったことが中大恒基不動産市場研究センターのまとめで分かった。同センターによると、同月の新築マンションの平均成約価格は1平方メートル当たり1万6194元で、売出価格の同1万6810万元を下回った。中大恒基不動産販売部の趙晨明総経理によると、成約価格の下落は、住宅需要の落ち込みと国の不動産投資抑制策が関係している。住宅販売の落ち込みが目立つ中、早期に投資資金を回収しようとして値下げを行う不動産開発業者が出始めた。上海の住宅市場で2007年12月、分譲住宅の供給量が消費量を初めて上回ったことが分かった。3日付で上海証券報が伝えた。上海佑威房地産研究センターによると、同月の上海の分譲住宅供給量が建物面積ベースで116.7万平方メートルだったのに対し、取引成約量は111.7万平方メートルとなった。これ以前にも上海の住宅市場では供給不足が供給過多へと逆転する兆候が見られた。易居房地産研究院によると、中古住宅を含めた上海市の住宅物件の供給と需給の比率は07年10月の1対1.37から11月の1対0.91へと移行し、需給関係が逆転した。と、このようないつ値崩れしてもおかしくない状況にあるようだ。上海・北京などは”建てれば売れる!”というような風潮があり、オリンピックが誘致されたことで更にそれに拍車がかかったのだ。まあ、中国では”チャンスだ!”と思った時の個人・法人問わず、行動力&爆発力はすさまじい。現在アモイでもマンション販売は昨年5月くらいよりいくらか緩やかな下降をしてきているようだと、各々営業たちは感じているようだ。しかしながら、この販売されてきたマンションの内、おそらく7~8割りはまだ未入居。私の以前住んでいたアモイ会展中心近くのマンションではほとんどのマンションが1年前、また2年前に完売してるのに夜になるとゴーストタウン化しているような状況。つまり人が住んでいないという事は内装もしていない状態。という事は・・・そんな事を考えつつ、17日アモイに渡航する為の準備をコツコツしている休日のひろしでした。