非常に力強い写真
現在新規オフィスに移動して3週間目。オフィス内はまだ閑散としている。中国人社員より”何か飾りつけをした方が良い”という話があり、日本らしい絵を飾ろうという事になったのだ。知ってのとおりアモイは世界の油絵の18%のシュアを誇る地。そこでアモイの油絵についてちょっと紹介。地元民ですら知るものは多くないが、福建省アモイ市の烏石浦村は世界の油絵の18%を生産する、世界3大油絵生産地の1つだ。現在、この小さな村を観光名所とするため、市政府は油絵街の整備計画を検討中だ。烏石浦油画村は年に126万枚の油絵を生産、売上額は6300万元(約9億4500万円)以上に達する。福建省プー田市・広東省深セン市大芬村と並ぶ、世界3大油絵生産地の1つだ。この村の油絵生産量は世界全体の約18%を占める。品質の高さから世界一の油絵生産地と呼ぶ者も多い。【 その他の写真はこちら 】世界的な生産地だが、各工房は家族経営の小さなものがほとんど。各工房は名前すらついていなく、画家の名前で呼ばれることが多い。村中央の広場の周囲に密集している。わずか0.5平方kmほどの面積に7000人が住んでおり、その半分が油絵業にかかわっている。ほとんどは油絵業に従事するために外地から来た者だ。この地で油絵業が始まったのはおよそ15年前。韓国商人がアモイ市の美術学校の卒業生を招き、この地で工房を開かせたのが始まりといわれている。今では韓国だけではなく、アメリカなど多くの国から画商が訪れる。現在、政府はこれらの工房を1か所に集め、油絵街として観光資源にする計画を立てている。実現すれば、統一された街並みに100軒もの油絵工房が立ち並ぶこととなる。遠くない将来、アモイ市の油絵街の名前は全国に知れ渡ることになるだろう。と、まあこれだけ油絵は有名なのだ。あちこちに画廊ならぬ油絵を販売している店がある。好きな風景や自分の写真などを持っていけば大きさにもよるが900×700位の場合、依頼してからだいたい4~5日後に出来上がる。今回は日本の雰囲気を醸し出す為、富士山や着物を着た女性、桜・・などを描いてもらう。一番大きなサイズで2メートル×1.8メートル!これは写真にある富士山から初日の出が上る風景。これを見つけた時はちょっと鳥肌がたった。非常に力強く、且つパワーがみなぎるような写真。どんな絵が出来るのか楽しみである。仕上がりは11月27日(木)。自然界からのパワーを貰い、またまたパワー全開で仕事に取り組もうと思いつつ、今日も気合を入れるひろしでした!