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まつにっき

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2005年12月24日
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カテゴリ:小説
「そっか。それなら、この授業がんばろうね。
私も、何かしらできることがあったら協力するよ」


なんだろう、シリアスな話をしていたのに、
私は不思議と嬉しかった。目標が見つかったからだろうか。

それとも、何かに直向に頑張る人を目の当たりにして、
元気をもらったのだろうか。

いずれにせよ、どこかポジティブな気持ちだった。

「ありがとう」彼はニッコリと微笑んだ。

「ねぇ、第二ボタンを渡した男の人は故郷に帰って、
恋人を幸せになったのなかな」


彼も、ちょっと楽しそうにして尋ねてきた。

「うーん、帰ってきたと思うよ。うん、帰ってきたさ」
私は、根拠がないのにもかかわらず、自信ありげに答えた。


「そうだよね。帰ってきたよね」
彼にとっても、期待通りの答えが帰ってきたようだ。


「寒いね、そろそろ帰ろうか。」と私が切り出した。
すると、「一緒に帰ろうか、まだまだ、話し足りないし。
あとさ、もうすぐクリスマスじゃん。二十歳にもなったし、
そろそろ、一緒に過ごす人がいたらな~なんて」と、
羽鳥くんが誘ってきた。


「そうだね~その前に授業の発表でしょ」
あいまいな返事だな、自分でも恥ずかしい返事だった。


第二ボタンを最初に渡した男の人は、恋人と幸せになっただろう。
そうでなかったら、現代まで言い伝えられないはずだ。


なぜ、現代まで伝わったのだろう。
それはきっと世界が平和になるために大切なものが
あるからなんだと思う。


おわり





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Last updated  2005年12月25日 17時46分56秒



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