タカアンドトシ VS 小島よしお
愛娘プリンが「そんなの関係ねぇ」を体得したのは、以前かよっていた自然派幼稚園でのこと。小学生のお兄ちゃんのいる年下のお友達から伝授されて以来、ことあるごとに。。。いえ、こと無くても強引に。。。『そんなの関係ねぇ~ッッ』と雄たけぶ日々が続いたのである。いえ。。。今だに続いている。。。のである。大人の側としはすっかり死後の域であるというのに、幼児の間では未だブームなのか。。。もしくは純粋培養してきたプリンにとってはかなりのカルチャーショックだったのか、ダ~ン、ドッタ~ンと床を踏み鳴らし続け、雄たけび続けている今日この頃なのである。そんなプリンがここのところ胸を痛めているのは幼稚園のA君のこと。あくまでもプリンによれば。。。なのだが。。。このA君、「欧米化~ッ!」と言いながらお友達をペチペチと叩き続けるのだそうだ。その悪行が本人もしくはお友達によって、先生にチクられてもその勢いは衰えることなく、ついには先生が匙を投げるほどに、A君は『欧米化』にこだわっているらしいのである。眠さも手伝って、A君に『欧米化』されることが「嫌だ~~ッ!!」と、涙ながらに訴えるプリンを前に、親も一休さんさながらに頭をひねる。聞けば、一緒に楽しく遊ぶことも多いと言うA君。。。遊んでいるA君は好きだというプリン。。。「『A君のことは好きだけど、A君が『欧米化』するときは嫌い』って伝えたらどう?」プリンの日常を絡め、そう話す私の言葉を泣きながら聞いていたプリン。「うん。。。Fちゃんにもそう言ってあげようかな。。。」と、なんとプリンは、やはり『欧米化』被害者のFちゃんに思いを寄せていた。しゃくりあげつつも、お友達に心を寄せられるのである。こうやって子どもは育っていくんだろうなぁ。。。と思った次第である。しかし絵本の世界のように「メデタシ、メデタシ」では終わらないのが現実の世界。それは子どもの世界においてもやはり同じであるに違いないのだ。けれど、たとえ結果的に相手には伝わらなかったとしても、自分の気持ちを伝えることの努力を怠ってはいけないのである。それこそが自分らしく生きることの証ではないのか。。。私はそう思うのである。長年生きてきた母ちゃんだって、いっぱいいっぱいで日々を生きているのである!プリンちゃん、泣いたっていいんだど~~~プリンちゃん、怒ったっていいんだど~~~でも約束しておくれ!次はスッキリと笑えるように、しっかりと泣いて、しっかりと怒っておくれ!!それにしても。。。である。親的にはうんざりしていた小島よしおではあるが、自己処理できている分だけタカアンドトシよりははるかにポイントが高いかなぁ。。。ははは。。。