あの日の事6
水が引く様子もなく諦めて中学校に戻る途中で瓦礫に挟まって動けないおばあさんに会った泣きながら助けを求めていた一晩中そこにいて助けを求めていたのか声はガラガラで体は冷たく傷だらけで指の骨が折れていたとりあえず瓦礫をどかしておばあさんを助けた折れてた指には流れてきたと思われる落ちてた竹ぼうきを折って添え木にしてごみ袋を持っていた鍵で切って結んでおばあさんをおんぶして上に登った登る途中にもうひとり車に挟まり電線が足に絡まって顔だけ水から出ていて動かないおっさんが倒れていた正直死体を見たと思って見ないようにおばあさんを警察に預けたそれでもやっぱり気になるのでもう一度降りて行っておっさんのところに行った意識が朦朧としていたが息はしていた1人では動かせないのでもう一度上に助けて貰いに行った行く途中に4人に声をかけて手伝ってもらい何とか車をどかし絡まってた電線を外し何とか救出出来た両足がだらんとしていて両方とも折れていたと思うそのおっさんは落ちていた板に乗せてまたまた中学校に連れていった行く途中ずっと名前は何ですか??と聞かれたが町はこんなだし答えるのも面倒だったので答えなかった時間は予想以上に経過していて正確ではないが多分7時位だったと思う子供達が起きる頃だと思い、車に戻った案の定みんな起きていた凄くいい天気だった夜に暗くて行けなかった小学校や市民会館に友達の安否を確認したくて、子供達を親に任せて少し歩いてまわった会ったのはのぶじとのぶじの彼女 チバくんとたかりょう 中学校の同級生だった女の子何人かだったたかりょうは危なかったらしい波に流されてどこかの家に何とかしがみついたのかよくわからないけど、とにかく無事でなによりだったたかりょうが見たり聞いたりした世界は僕より強烈だった一晩中車のクラクションが鳴り続け 助けを求める声 助けを求める懐中電灯の灯り 真っ暗な世界想像は出来ても不安だっただろうたかりょう含めてほんとみんな無事で良かったあの時会ったみんなのうち誰かが死んでたら凄く悲しいよ親も家族も友達も先輩も後輩も僕に携わってきてくれた人達はみんな大切なんだあの災害の次の日だったが生きている今は生きてこそと思えた瞬間だった。