2010年 2月 18日(木) 148日目(ブラジル8日目)
あっし、亜州の星次郎、いえ、違いました、アジアの星一番は、実は
群馬県生まれなのです。
それで、ここサンパウロには、移住した方々の県人会があります。
沖縄、九州方面の県より、人数は少ないとの事ですが、群馬県人会もあります。
訪ねて見ました。
東洋人街にあります。
事務局の萩原さんから、移住から、最近の問題まで、色々と説明して
頂きました。事務局をしながら、日本語を教えたり、活躍されております。
その後、一人のご婦人がやって来られました。
弁当を買って来たので、一緒に食べましょう! と、はぁ、ご馳走になって
しまいました。
実は、この方こそ、僕の生まれ故郷の、実家のすぐ近くの家から、移住
した方の奥様だったのですねー。 驚きました。
実家の近くから移住したご主人は、6年前に、亡くなられたそうです。
この方も、前橋出身ですが、海外へ行きたくて、高校を卒業してすぐに、
東京のイギリス人の家庭に、メイドとして住み込み、英語を勉強。
その後、自力で、海外へ行く伝手を作って渡航しようとしたものの、
家族の反対で、断念。しかし、海外への夢を諦めきれず、24歳の時に
ブラジルへ移住したと言う、ツワモノです。
我々、バックパッカーが、大変やなー、などと、こぼしているのと訳が
違います。旅の者とは、次元の違う、人生ですね。
左側の方です。右側の方は、群馬県人会館の管理人をされています。
やはり、ご主人に先立たれ、今は、一人だと言ってました。
それぞれ、子供さんもいます。
お昼もご馳走になり、時間を割いて説明もして頂き、さらに、会報などの
資料も頂いたので、わずかですが、寄付もして来ました。
海外移住の先人の方々への、感謝の印であります。
まぁ、生まれた国を去り、移住するって事は、すごい覚悟がいるよなー!
言葉では、表せない苦労も、多々あったのだろうなー、と感慨にふけながら
東洋人街を、ホテル方面へ歩いていました。
そしたら、見覚えのある人が、向こうから歩いて来ます。
ウシュアイアへ行く飛行機で会い、イグアス移住区でも会った、世界一周中の
青年です。
立ち話をしていたら、今夜、サッカーの試合を見に行くと言うので便乗
させて貰いました。本場ブラジルのサッカーですからね。一度は
見たかったのです。
チケットをゲットしました。
サンパウロFC vs バルエリ戦です。2階席ですが、わずか15レアル。
750円です! 安いですねー!
試合開始は、午後9時50分。
会場に入場したのが、まだ、午後8時45分。
まだ、ガラ~ンとしております。
一緒に観戦した、日本人の方々です。
本格派バックパッカーなので、ペンション荒木や、ペンションナミの
ドミの安宿に泊まっています。
アジアの星一番は、個室ですから、やはり高級と言う冠をかぶせる
必要があるようなー、と実感した次第です。
そうそう、実は、入場券は、学割で、半額で入りました。
日本の免許証とか提示すると、学割が効くらしいのですよ。
一緒に行った人の中に、それらしき免許証を2枚持っている人がいて、
その人のお陰で、半額となったのです。
高級バックパッカーなんですがねー。でも、そりゃー、安い方がいいです。
定刻の10分位前、選手の入場です。
前半、サンパウロFCが、押し気味にゲームは進められました。
しかしながら、バルエリが得た、フリーキック、
ゴ~~~~~~~~~ル! だったのです。
これは、入るんじゃーないかと、シャッターを押したら、この赤線の
ようにボールが通って、ゴールしました。
決定的瞬間です。もう、ほんの少し、遅い方が良かったですけど、
まぁ、良いでしょう。
その後、前半、サンパウロFCが、2得点し、押し気味のゲーム通りの
得点となりました。
後半は、バルエリも頑張り、ゲームは、五分五分のように見えました。
バルエリは、個人技に優れ、サンパウロFCは、チームプレイに優れて
いるように思えました。
やはり、チームプレイの方が、チャンスが多いですね。
ロスタイムに、サンパウロFCが、追加得点し、最終的に
3対1で、サンパウロFCが勝ちました。
大喜びの、サポーターです。
始まる前は、小雨が降り、屋根もないし、このまま雨だったら、
どうなるんだ? と思ってましたが、ゲーム開始前に雨は止み、
楽しい、サッカー観戦でした。
追記
サッカー観戦に、傘や、ペンなど持込禁止です。
行くときには、何も持たないで、出かけるようにせねばなりません。
タクシーに乗り、宿に帰って来たのは、夜中の12時半。
僕のホテルは、そこから、歩いて10分ほどかかります。
夜の道を一人で歩くのは、危ない、と皆さんが、ホテルまで送ってくれました。
優しいですねー、皆さん。
感謝です。