成田発、香港行きのLCCに乗る為、成田空港第3ターミナルへ行きました。
LCCですから、荷物を預けると、お金を別途支払う必要があります。
機内持込手荷物は2個まで。バッグの大きさ制限あり、且つ合計重量は
10kg以内と制限があります。(エアーアジアの場合。)
しかしながら、チェンマイ生活3ヶ月の為、必要な物があります。現地でも
買えると思いますが、持って行ける物は、持って行った方が、安いです。
日本製品を現地で買えば、当然ながら、高くなりますので。
では、何を買うか? 醤油や、料理酒、みりんなどは、液体物なので、機内へは
持ち込めません。ですから、それらは、始めから諦めです。
生ものも長持ちしませんから、諦めます。
それで、固形のコンソメとか、ダシの素とか、は準備しました。
それに加えて、漬物関係を、どっさり買い込みました。マカオの隣の珠海に
住む、友人さんへのお土産も含みますので、ちょっと高い物と、自分用の
安い物が混在しています。16袋ほど買ったでしょうか?
さらに、毎朝の生姜紅茶用に、大きいチューブ生姜を2個買いました。
![20151208 漬物没収](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/bb8ef0559cbc265ab366281809c0e1bfc38eb619.11.2.9.2.jpeg)
しかしながら、この漬物、手荷物検査で、全て没収されてしまいました。
「な、なんでやー!」
と、アジアの星一番は、必死の形相で叫びました。
だって、5000円近い買い物なのです。貧乏旅人にとって、貴重な物です。
「ほら、液体が入っているでしょう?」、と係りの方。
「だけど、ほとんど、固形物ですよ。」、とアジアの星一番。
らっきょうの袋を取り出し、「ほら、液体が多いです。」、と係りの方。
「だけど、100cc以内なら、良いのでしょう?」、とアジアの星一番。
「う~ん」
と係りの人が唸ったような、困ったような表情をしました。
その表情を、見逃さず、アジアの星一番は、すかさず言いました。
「固形物を除けば、全て、100cc以内ですよ。没収はおかしいでしょう?」
しかし、係り員もしつっこいです。
「飛行機会社のチェックインカウンターに戻って、預けて下さい。」
「いや、LCCなので、預けると、3000円とか5000円かかります。無理無理。」
「じゃー、没収ですね。許可出来ません。」
ここで、アジアの星一番、得意の泣き落としに出ました。
「あ、あの、ぼ、ぼくは、貧乏旅人で、物価の高い日本で、い、生きていけません。
だ、だから、物価の安い、外国へ、い、いきます。で、でも、日本食は食べたいです。
それで、少ないお金から、この漬物を買ったのです。3ヶ月分の朝食用です。
これ、持込okかどうか、微妙でしょう? 完全な液体じゃーないし。
も、問題ないでしょう? な、なんとか、持って行けるよう、お願いしますだ、
庄屋さま。」
と、お願いして見ました。
だけど、結局、無駄な時間でした。お上は、いつも非情です。
本来、漬物がどうして、危険な持込荷物になるのでしょう。
「漬物食ったら、爆発すんのか! このバーカ!」
と、心の中で悪態をついて、ガックリしながら、搭乗口へ向かいました。
しかし、漬物は、何度も機内持込しましたが、没収は初めてです。
テロ事件多発で、検査が厳しくなったのでしょうか? 困ったものであります。