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テーマ:マスコミの報道をどう思う?(1)
カテゴリ:テレビ番組
テレビや新聞は日ごろ、
事件の容疑者や政治家、有名人をネタに、いわばメシを食っている。 「報道の自由」という大義名分があるから、バッシング、中傷、捏造まがいも、自分に赦してきた。 テレビのコメンテーターの好き勝手なおしゃべりを、視聴率1%で100万人がきく。人々はコメンテーターのおしゃべりを「報道」と勘違いする。 これは報道ではない。 ファミレス「おしゃべり」を、特権の与えられた「報道」にすりかえているだけである。 こうした弛緩姿勢は、日常活動であらわになる。 奈良の被害両親は、初公判に先立ち、コメントを発表した。(朝日朝刊4/22) 「コメントで両親が指摘したのは、事件当初の写真取材や取材ヘリコプターの音、取材依頼の手紙、空き缶やたばこのポイ捨てといった取材方法やマナーに関するものがほとんどだ」(同紙) 種々のレベルの取材者たちがいるとはいえ、業界の風土が窺われる。 掲載された「両親のコメント」全文には、 「尚、コメントとして取り扱われるのであれば、全文を載せて頂けますようお願い致します」とある。 ここにも重大な問題が含まれている。 堀江社長、小泉総理がよく言うように、 発言のほんの一部をつなぎ合わせ、メディアはストーリーをつくる。 そうされる危険を避けるための一節に思える。 受ける側も、何が起こったかを知りたがるより、 メディアがどう報じているかに注目したほうがよい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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