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テーマ:今日の出来事(292448)
カテゴリ:言葉
7月18日の朝日新聞「声」はよかった。
「翌日配達」の開拓者しのぶ(畔柳 暁子)のタイトルに、クロネコ・ヤマトの小倉氏のことだとわかった。 筆者は30年ほど前、大阪に住んでいた。 佐賀の実家から送られて4日経つミカンの半分は腐る。 それが翌日届くようになった。 「宅配便という新ビジネスを切り開いた元ヤマト運輸社長小倉昌男さんが、先月亡くなられた。障害者の自立支援活動に力を注がれた。手作りパン店では、従業員と一緒にパンを焼く小倉さんの姿が見られたという。優しさを持ち合わせた開拓者だったと思う」(原文縦書き 以下同じ) 「民営化を望む私の苦い体験」(石川 勝司)はタイムリーだ。 経営者の筆者は10年ほど前、社員全員に簡易保険に加入した。 そのプレゼントに郵便局員が「かんぽの宿」に、 2家族2部屋を予約してくれた。 2組8人が宿に着くと、1部屋しかない。 「1組の家族はやむなく帰らざるを得なかった」。 「間際になって本省の課長がゴルフに来るというので」その1室を回したらしい。 宿泊常連客の多くが郵政関係の家族、親族と聞き、筆者は憤る。 「加入者から集めた資金で施設を作り、表向きは加入者へのサービスをうたいながら、裏を返せば郵政関係者の特権に使われていた」「この苦い体験から、民営化にはもろ手を挙げて賛成である」。 「図書館の本を廃棄した心は」(井内 亜弥)は、司書が意図的に廃棄した事件について。司書が廃棄? と読み返した。 「最期の言葉は葬式はいつ?」(小林 美智代)には驚愕した。 94歳の「父」は癌手術を受けた後、以前と同じように畑仕事していた。 癌の再発で死期を知ってからは、 「畑の作物の処置や畑を任せる人の手配をし、私たち兄妹と家族についても、気にかかることはすべて片付け」た。 死の2日前には「旅立ちの衣装に着替える」と言い、葬儀の指示をした。 「冗談を言って楽しんでいると思わせるほど」 「先の大戦で潜水艦に乗り、何度も危ない目に遭いながら生き延びた父」ならではだろうか。 これだから、むかしの男にあこがれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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