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カテゴリ:言葉
『人間賛歌 生きているから』(鎌田紗和・木耳社2009年8月15日発行)を、手術して痛みと闘っている高齢のSさんに贈った。
この本は若い人たちへのメッセージだと思うが、 年齢に関係なく、励まされるのではないかと考えてだった。 本の帯にはこんなふうに書かれている。 「人生は《プラス・マイナス・ゼロ》……そう思って生きる方が楽だと思う。 プラスがあればいつかはマイナスに、マイナスが続けば いつかはプラスがやって来る。どちらが先に来るかそれは誰にも判らない。 判らないから生きて行ける……羨んでも嘆いても詮無いこと。 自身の人生を背負って、精一杯、明るく生きていきたい。(著者)」 さきほど、郵便屋さんのバイクの音がして郵便受けを開けにいった。 Sさんからのハガキがあった。 書道家のSさんからは、達筆の封書をよくいただく。 私は下手な字で、ポストカードに短い文を書いて返信する。 Sさんのハガキはめずらしく短文だった。 「前略 いただきましたご本がすごく気に入りました。お友達にプレゼントしたくなりましたので、注文していただけますでしょうか。三冊お願い致します。出来れば代別にてお願い致します。表記の住所のほうへよろしく」 いつもの、人生観などが入るしみじみした文面とは違い、 急ぐ息遣いが伝わる。 早く渡したい友達がいるのだろう。 私は急いで楽天ブックスに注文する。 そしてこのブログを書き始めたのだ。 開いたページの力強い書は 「踏み出す一歩」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.07 12:12:33
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