地方暮らしが変える12章(仮題)

恥ずかしくて人に言えないが数日前、

新幹線に忘れ物をした。

崎陽軒のしゅうまい弁当。

那須塩原駅で降りてすぐ気づいたが列車は走り出していた。




なぜ忘れたか？

原因は2つ。

一つめ。

いつもは６号車の中ほど2名席通路側だが、

5号車のドア脇最前列テーブル席に掛けた。

鞄が重くて中まで歩きたくなかったからだ。

ふだんはテーブルを下ろさないが、

テーブル付なので弁当の入ったレジ袋を置いた。




東京から７０分で着く。

ここで原因の2つめ。

スマホでブログを書き始めた。

PCとちがって誤打が多く、

自動候補の訂正が多くて時間がかかる。

しかも長文になった。




降車駅に近づき、あと2，3字と仕上げて送信、やっと立ち上がり、

リクライニングを起こしていないことに気付き、

振り返って元に戻した。

その動作でテーブルの弁当が視界から外れ、

ドアのそばだったため、すぐデッキに出て列車から降りた。




終点の郡山へ取りに行くべきか否か？

横浜駅で買った黄色い紐付き崎陽軒しゅうまい弁当は８００円、往復運賃は6千数百円。

迷ったが次の新幹線で忘れ物を取りに行った。

そして夜、いつも以上に味わって崎陽軒のしゅうまい弁当を食べた。




きょうも横浜の崎陽軒しゅうまい弁当を買った。

ゼッタイ忘れないよう鞄に入れた。