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July 13, 2019
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カテゴリ:脳科学

感情は脳がつくり出しています。

喜びや、悲しみ、怒りなどの感情が脳でつくられると、そこから身体のさまざまな器官に指令が送られます。脳は内分泌系やホルモン、免疫系などとも非常に深い関係があるので、脳から送られた神経伝達物質は、やがて身体全体に影響を与えていきます。いつもイライラしている人、不安感でいっぱいな人、うつ状態で元気が出ない人は、単に気分が落ち込んでいるというだけではなく、実際に内分泌やホルモンの分泌が乱れているのです。

ここで大切なのはイライラの継続時間です。例えば締め切りに追われている人は、その間、当然のことながらプレッシャーにさらされています。ですがそのような人が必ず体調を崩すかといえばそうではありません。なぜなら短期間のプレッシャーは、良いプレッシャーだからです。その仕事さえ終われば、あとは気分転換できる、そのようなプレッシャーはむしろ仕事を効率的にはかどらせ、集中力を生み出します。

精神とバネは似ています。一時的に縮んでも、次の瞬間に伸びることができれば、脳も身体の不調に陥ることはありません。

ところが、もしこのバネが縮んだままでいたらどうでしょう。

(略)

なんらかの理由で朝から晩までプレッシャーを感じる日が続いたり、不安を持ったまま毎日を過ごしている場合、脳や身体はそのプレッシャーに耐えることができなくなります。

「職場の人間関係がうまくいかない」「上司との折り合いが良好ではなく、一日中会社でストレスにさらされている」「友人から仲間はずれにされていて学校に行くのがつらい」、そのような状態が数カ月から一年も続き、プレッシャーが恒常的になると、緊張のバネは働かなくなります。伸縮することがなく、縮んだ状態を維持してしまうのです。

プレッシャーは長引けばストレスに変質していきます。あまりにも長期間続くプレッシャーは、脳を疲弊させ、次に身体の免疫系に影響を及ぼします。心の苦しみが、やがては身体の不調にまで発展してしまうのです。

そうならないために私たちができること、それは気分転換を味方につけることです。苦しみやプレッシャーをいつまでもため込まず、「よし、これで終わり!」と自分の中で区切りをつけ、あとはパーっと精神を解放させる。気分転換を練習するのです。

 



【幸福になる「脳の使い方」】茂木健一郎著/
PHP新書846

 

*唱題で心にプラスのエネルギーを送り、「ただ一えん()におもい切れ・()からんは不思議わる()からんは一定とをもへ」(聖人御難事、1190㌻)






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Last updated  July 13, 2019 03:05:38 AM
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匿名希望@ Re:大聖人の誓願成就(01/24) 著作権において、許可なく掲載を行ってい…
匿名です@ Re:承久の乱と北條義時(05/17) お世話になります。いつもいろいろな投稿…
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