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2006年10月19日
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都会のトム&ソーヤ 4 四重奏(カルテット)はやみねかおる著 にしけいこ画(YA!ENTERTAINMENT 講談社 2006年4月24日)

都会(まち)のトム&ソーヤ(4)

ぼく・内藤内人は塾通いに追われるふつうの中学二年生。

同級生の竜王創也はわが校始まって以来の天才にして美形。竜王グループの後継者。だが親がやっていることで自分とは関係ないと言う。世界一のゲームクリエイターを目指している。
目下、R・RPG(リアル・ロールプレイングゲーム)作りに取り組んでいるが資金不足で停滞中。
頭と顔がよくて家が金持ちの創也は女の子にもてる。そんな創也がうらやましくないっていったらウソになるけど、だいたい、女の子たちに見る眼が無い。創也は性格が悪いし、悪意は無いらしいけど口が悪い!

ここは砦。竜王グループの開発計画から見捨てられた廃ビルの四階にある。
ここに拾ってきたコンピューターや本、雑誌をはこびこみ、学校が終わるとすぐにここにこもっている。
ぼくは塾が無い日やひまな時間に砦に来ている。
気が向くと創也は紅茶を入れてくれる。性格は悪いのに彼が入れてくれる紅茶は美味しい。
ぼくもたまに入れるけど創也は気が向いた時しかそれを飲まない。性格が良い人間が入れる紅茶はおいしくないということだろう。
多くの時間ぼくは寝ころんで本を読み、創也はコンピューターをいじる。そして紅茶を味わう。これが砦の日常。

でも、たまにやっかいなことに巻き込まれる。原因は創也だ。

いつもは冷静沈着・頭脳明晰なんだけど創也には猪突猛進と言う最大の欠点がある。なにも考えずに突っ走る創也にぼくはひっぱられている。奴が用意周到ということばを身につけてくれるとぼくも苦労しないんだけど・・・

幕井・金田・中山の作った自主制作映画をコンテストに出すためマラソン大会脱走計画を実行したり、栗井栄太からR・RPGに招待されたり(行くのは次巻か?)、テレビでディレクターをしている堀越美晴の父にたのまれて美晴も一緒に幽霊屋敷探検のロケに行ったり。そこの近くで盗難があったり、謎の企画集団。頭脳集団(ブランチ)も絡んでいるのか?

内人と創也、トム&ソーヤ、二人の冒険の始まり!


某所で行われたプレゼントで当たった一冊。
到着してすぐ娘が読んでみるといって部屋に持っていったのですがその後友達の間を巡回していたらしいです。いただいたのはの夏休み前なんですが・・・私の手元に帰ってきたら夏は終わってました。
はやみねかおるさんの作品は何冊か読んだことはありますが、都会のトム&ソーヤシリーズは初めて。初めてがシリーズの最新巻ってことは既刊の1~3巻までは買えってことですか?

今回は、
「OPENING」
「大脱走 THE GREAT ESCAPE 」
「番外編 栗井栄太は夢を見る。」
「深窓の令嬢の真相」
「おまけ保育士への道 THE WAY OF THE "HOIKUSHI"」
「ENDING」
に加えて、にしけいこさんの
「特別描きおろしコミック お茶のトム&ソーヤ」

OPENINGでおおよそつかめるので、もし1~3まで読んでいなくても楽しめるようにはなっていましたがやはり1~3は読んだ方が、より楽しめるようです。

頭脳明晰、無駄知識も豊富な創也が突然ひらめいて突拍子もない行動をとるのは頭がいいだけに始末に終えないところもあります。計画が大きいだけに何か一つ狂うとえらい目に遭うというか。
時にはかなり危険な目に遭ってしまいます。
それでもショータイムと称して、自分の推理を披露したりするところは鮮やかですね。まあ読者の対象年齢が小学校高学年から中高生くらいの子を設定していると思われるのでそれほど難しいものではないのですが・・・

コンビの内人はとっても良い子なんですよ、付き合いがいいというか。
それに、ふつうの中学生だと自分では言っているけど内人のサバイバル技術は山で暮らしているおばあさんに叩き込まれたもの。視力だって猟師のおじいさん譲り。
創也も「どんな状況でも生還できる無敵のサバイバー」って評するほど。一見目立たないふつう(成績も普通)の中学生その実態は・・・って感じが良いです。

創也のお守役、竜王グループ特殊任務部雑務課主任補佐の二階堂卓也さんは頼もしいけどげんこつはすごく痛い。
創也が危険な眼に遭って卓也さんが関わってしまうと会社の上層部に報告書を出さなければならないらしい。
そうなると創也はおばあさんからこってり叱られるらしい。あの創也が青ざめるほどって一体?

内人の母は息子を案じて直ぐに塾を増やしてしまうし、塾が増えれば父の晩酌のビールが減量、発泡酒や雑酒にランクダウンされてしまうのだ。文句を言わず従う父、かわいそうですね。
父の楽しみを守らねば・・・母が集めた塾のチラシの中から無料体験を選ぶ内人は親思いの子なのだ。

内人が通うことになった塾の無料体験、帰り道に見かけた洋館の窓辺に佇む少し年上らしい可愛い女の子。目が合うと?直ぐに引っ込んでしまうけどその一瞬を楽しみに通う内人くん、お父さんに似たんだね。きっと。
妖精ってこっそり名付けたり、花束を持って会いに行ってみたり(結局会えなかったり)・・・
塀を工夫で乗り越えるところは普通じゃないけどシャイなんだか大胆なんだか分からないところがまた魅力ですね。

にしさんのマンガも可愛かったです。創也の無駄知識披露と性格の悪さがよく出ていました。
内人くんドキドキしすぎだよ!卓也さんのデートプラン、私は好きだけどなあ。

はやみねさんの書く文章はとっつきやすく読みやすいためか本の苦手な我が家の娘に好評でした。(好評ついでに回覧されていたので早く読みたかった母としては複雑な気分でしたが・・・)
子どもが読みたくなる本を書くために先生を辞めて作家になられた方だからでしょうか?


都会(まち)のトム&ソーヤ(1) 都会(まち)のトム&ソーヤ(2) 都会(まち)のトム&ソーヤ(3) 

どうやら1~3に比べ創也くん、ボケが進んでいるらしいです。クールな創也も読みたいなあ。(買うか借りるかしなければ・・・)
よりクールな創也に遭いたい方は是非!1巻からお読みください。





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最終更新日  2006年10月19日 11時17分39秒
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