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2008年12月12日
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カテゴリ:アニメ
薄ら雪の積もる庭を掃くフィニとメイリン
「明日は・・なのにどうしてお祝いしちゃ駄目なのかな?」
「折角・・だから華やかに賑やかにパーっといきたいですだよ」
そこに鈴を鳴らしながら馬車が
「来たわよ~!」
「「エリザベス様!?」」

「シエル~!」飛び付くエリザベス
「リジー!?」
笑いながらシエルの手を握り回転するエリザベス。小さな包みをシエルの手にのせ
「はい!これあげる。ねえねえ早く開けて!」
リボンを解こうとするシエルの親指にはエリザベスが壊したはずの指輪
驚くエリザベス
「どうして?これ、私が壊しちゃったのに…」
「セバスチャンが修繕をした」
「そんな!?欠けちゃったのに…繋ぎ目もないし」
「ええ。ファントムハイヴ家の執事たるもの…」
「これくらい出来なくてどうする」先に言うシエル
「その通りでございます」
落ち込むエリザベス。心配そうなポーラ
「レディーエリザベス。そちらの小箱は?」
慌てて取り返し「内緒!」
「確かこれあげるとか言ってなかったか?」
「ふふ~ん!フェ・イ・ン・ト!」
「フェイント?」
「物で殿方を釣るような女はレディー失格。はしたなくってよ!さあ、ポーラ!鈴を鳴らして」
「?はい!お嬢様。シャンシャンシャン」
「では、御機嫌よう!」慌てて帰るエリザベス
「結局、リジーは何をしに来たんだ?」シエル
「明日は坊ちゃんの誕生日。だからではないですか?」
ハッとするシエル
「どうです坊ちゃん。誕生日パーティーを開かれては?坊ちゃんをお祝いしたい者が他にもいる様ですし…」
柱の陰に隠れる使用人達

「僕の…誕生日」


「あのね、今日ね、僕の誕生日なんだ」幼いシエル
知らない人にまで話しかけるシエル。謝る母
話しかけられた方も笑顔
「お母様がね、今日は特別一緒のベッドで眠ってくれるんだって!ご本も読んでくれるんだ」


「僕の誕生日には」


炎に包まれる。走るシエル
「お父様!お母様!」
炎の中心に座る両親


「お母様は一緒に眠ってくれる。お父様がプレゼントをくれる」


白のマントと仮面で顔を隠した人々
「お前には崇高なる獣の印をあげよう」
シエルを押さえつけ…


「ずっと待ち焦がれていた僕の誕生日」


「坊ちゃん?」
「下らん!部屋に紅茶を」
「御意」


地下鉄工事のためか動かない馬車。
エリザベスの気を紛らわそうとするポーラ
「あなたいつも幸せそうね」
慌てて謝るポーラ
「責めてるんじゃないの。明るくて悩みがなさそうで、羨ましいなって」
「あの~いつものお嬢様は十分…いえ、それにしても本当に動きませんね…」誤魔化すポーラ
渡し損なった指輪が光る。見入るエリザベス。手回しオルガンの音
演奏する人形の様な男が消える。追う様に馬車を降りるエリザベス
反対の窓を見ながら話していたポーラが振り向くとエリザベスの姿はなく、空の小箱だけが残されていた
探すポーラ

街中を走るエリザベスは一軒の店を見つける
ショーウインドーの中の人形とガラスに映ったエリザベスが重なる
店の中に入るエリザベス。沢山の人形が…
「いらっしゃいませ」手回しオルガンの男
「その指輪は…とても残念です。その指輪はあんたを持ち主として選びませんでした」
エリザベスに近づく男。
「しかしあなたの眼球…」
男の手が頬に触れそうになり
「あの私。シエル以外の男の人には…」
「この眼球はとても深く悲しい色をしています…僕はわかります。とても切ない」
涙が溢れるエリザベス
「そうでしたか。誕生日プレゼントを」
「シエルに喜んでもらいたかった」
指にはめた指人形を見せ
「ここには沢山の品物があります。どれも素敵な物です」
時を告げる鐘と共に人形達が踊る時計
手回しオルガンは自動で回り音を奏でる
「どれでもあげましょう。どれでも選べます」
「でも…」
「ああ、わかります。ここにあるものはあなたにとってどれでも良い物。なので僕は考えます」
とカクリと首をかしげ
「大切に人へのどれでも良くない大切なプレゼント。それに最も相応しい物は…あなた、自身です」


エリザベスが消えたと報告するセバスチャン
「直ぐに向かうぞ!全く何を考えて…」
「その前にこちらを…」
厚い封書を差し出すセバスチャン

何枚もの少女達の写真
スコットランドヤードが血眼で捜査している少女達ばかりを狙った誘拐事件
遺体は発見されていないが…
犯人はターゲットとなる少女の元へホープの欠片を送りつけている
持ち主に不幸を齎すと言われている曰くつきの…

「掴み損ねたお宝の話にこんな所で再会するとはな」
「如何致しましょう?」
「女王の憂いを晴らす。それが最優先事項だ。例え何が起こっていようと」


灯りのない部屋に入る手回しオルガンの男
「失礼します。僕はご主人様をお待たせ致しました。ご主人様今度の人形は…」
「ロウと石で作れ。作れ。作れ。ロウと石で作れ。マイ・フェア・レディ」腰掛けたまま振り向かない主人
「了解致しました」

三日月の夜。馬車で急ぐシエルとセバスチャン
「坊ちゃん」
「お前は馬車の戸を開く。そして被害者に関係する人間に聞き込みをし容疑者リストを作り上げる。名前、住所。そして現場へ乗り込む。3時間もあれば全てこなせるだろう。僕はその間に野暮用を一つ片付ける。それだけの事だ」
「成程」
「さっさと済ませろ」
「イエス。マイ・ロード」
飛び降り走り出すセバスチャン


屋根を駆ける影
「来てる!ビンビン来てるわ」
屋根の上跳ね回るのは赤い死神グレル
「私のイイ男レーダーが!…うふ」

「この辺りで見失ったと言っていたが…何故こいつと一緒に!?」
綱を引くシエル。今日はちゃんと服着てる魔犬「アオン!」

「これをお持ち下さい。何かの役には立つことでしょう」
セバスチャンに首掴まれ嬉しそうな魔犬
「例えば?」
「いざと言う時これを囮にして御逃げ下さい」


「まあいい。犬だ。臭いくらい嗅ぎ分けられるだろう」
エリザベスのプレゼントに掛けられていたリボンの臭いをかがせるシエル
くしゃみして首を足で掻く魔犬
「こいつ!セバスチャンの言う事しか聞かないつもりか?」
と、急に引っ張られるシエル
「アオン!」向かった先には可愛い普通の犬が…
「こんな所で発情するな!」
「発情期の殿方なんてドキドキしちゃうわ!」
逃げる普通の犬
月を背に屋根の上に立つ
「私は愛の狩人。イカした獲物を目の前に燃え上がるこの心。赤く、赤く火花を散らし」
見上げるシエル。思い出されるマダムレッドの最期と赤い死神「レッド…」
「イイ男。発見」

「お前は!」
「これでも執事デス!」舌出してポーズ
「ま、今はご主人様不在だけど」
シエルの前に降りてくるグレル
「マダムレッドの1件で一時降格されちゃって、今はしがない下働き。ウィルの奴厄介な魂の回収するまで元の役職に戻してくれないって言うのよ。あの腐れサディスト!まあ、食べ物の腐りかけは美味しいしあの冷たい瞳にゾクゾクしたりもするけど…でも、彼の野性味を捨てがたいわ」
今度の標的は魔犬?
睨むシエル
「もしかして愛する叔母様の敵討でもしようって訳?」
「黙れ!」
「見ればセバスチャンがいないじゃない!ガキに何が出来るって言うの?」
「黙れ!!」
一緒に唸る魔犬
「あら?今夜のナイトは彼?何でこんなガキにばっかりイイ男が…」
飛びかかる魔犬
「イヤン!襲われる!!」言いつつ喜ぶグレル「せめて優しく…」
両手を広げが素通りする魔犬。続いてシエルも
「って何なのよ!もう」

魔犬が走っていったのはエリザベスが入っていったあの店
ショーウィンドーに飾られたエリザベスそっくりの人形
「リジー!?」
「死亡予定者リスト。ナの493。マンダレーテ執事兼人形師ドロセル・カインズ」確認するグレル
ガラスを割って侵入する魔犬。続くシエル
店に入ると魔犬がシエルに人形を咥えて渡す
「これは!?」
今日訪れたエリザベスの恰好と寸分違わぬ人形。
店から続く中庭に出たシエルは怪しげな城を見る
(リジーがあの屋敷にいるのは間違いない…)
「へえ~!随分とご機嫌なお屋敷じゃない」
(この男はマダムレッドに手をかけた。しかし、今は…)
思い出されるリジーの笑顔
「グレル。僕を守れ」
「はあ?」
「何でも頼みを聞いてやる」
「バカにしないで頂戴。あたしは金で動く様な安い女じゃ…」
「セバスチャンを一日自由にする権利をやる!」ニヤリシエル
「え!?セバスチャンを自由って事は…キッスも!」
「勝手にしろ」
「舌とか入れても?」
「お前の采配次第だ」
「う~ん!ガッテン…やる気満々…デス!」お目々キラキラ、クルクル回って、決めポーズもかわいく。やる気満々のグレル


ロウと石で作れ…ローと石で作れ。マイ・フェア・レディ

人形の部品が並ぶテーブルの上、何かを溶かすオルガン男
傍には眠るリジー
手袋を脱ぎと人形の様な関節の手でリジーのリボンを…

「さあ!行くわよ」開け放つグレル
等身大の人形が
「あ~ら。あんたが嵌めてる指輪とよく似てるじゃない」
(ホープダイヤ!?…この人形はまさか?)
突然シエルの首を掴む人形
魔犬の名を呼ぶが人形に夢中の魔犬「この駄犬が!」
と突然ガラスの様なものが飛び出し手が離れる
「ちょっとちょっとちょっとぉ!呼ぶ名前を間違えないで欲しいわ」
シャンデリアにつかまる
「グレル」
「死神は魂を狩るための道具を持っている。そう!デスサイズ」
取り出したのは
「あ、只の鋏…だな」
「仕方ないじゃないのよ!あたしのカスタムデスサイズはウィルに取り上げられちゃったんだから!あのバイブレーションが恋しいわよ。ええい、切り刻んでやる」
とチョキチョキ
「待て!殺しはするな。これは人形なんかじゃ…」
止めるシエル
裂かれた首から零れたのはサラサラとした…
「やはり人形なのか?」
「木と粘土じゃ流れ。流れ。流れ…この人形は、失敗作でした」
現れたオルガン男
「僕は考えました。もっともっと強く作らねばなりませんと…鉄と鋼で作れ…鉄と鋼で作れ。マイ・フェア・レディ」
人形達!
「彼女達は」
「もお!私とセバスチャンの恋路を邪魔する奴はこうしてやる!」
金属がぶつかり合う音。「硬い!?」弾き飛ばされるグレル
にじり寄る人形達
「グレル、命令だ。お前とプルートゥはここで人形遊びをしていろ。永遠に」
「はあ?」
人形がグレルを狙う隙に進むシエル
「置いてくつもり?人でなし~」
「死神が言うか?」
ホープダイヤの欠片を手に階段を駆け上がるシエル
(誘拐された少女と、生き映しの少女人形。否あれは少女そのもの。なら、エリザベスは…)

「シエル・ファントムハイヴ。あなたはとても美しい。それ相応の人形にして差し上げなければ」
「エリザベスはどこだ?」
「さて。何で作りましょう?粘土では流される。鉄ではあまりに無骨。そこで僕は考えました。金と銀で作れ…金と銀で作れ。マイ・フェア・レディ」
シエルが開けたドアの中には無数の仮面が…
「金の銀で作れ。作れ。作れ…」
耳を押さえ走るシエル。駆け込んだ部屋の床に描かれた図が光る


「ここから出して!」
同じ図の上のベッドに横たえられたシエル


「あの日、誕生日から、僕の人生は変わった…」


苦痛にゆがむシエルの顔。煙を上げる何か(焼き鏝?)。ナイフが…


「もう僕の、幸せな誕生日は訪れない」


優しい両親の笑顔が血に穢される


「だが!」
「本当に。あなたの誕生日には碌な事が起こりませんね」
揺れるカーテン
「邸を失い、ご両親を失い。今度はレディーエリザベスを失いますか?」
月を背に
「セバスチャン!?」



忌まわしい記憶に操られる心
まるで無力なクグツのの様に
坊ちゃん。その様な貧弱な魂に興味はありませんよ
胸を張り、空を見上げ、さあご一緒に。ロンド橋落ちた~!
次回、「その執事、寂寥」









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最終更新日  2008年12月12日 15時42分41秒
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