からまつそう

こちらは感想です（内容前半・後半）



浄房の地下に保存されていた最初の屍姫を壊させた赤紗
屍姫と契約僧の縁を結ぶ力が失われ…

縁が切れ霊気を受け取れず力が抜け苦しむ屍姫達。

マキナも、街に向かった者も、本山に残った者も…

契約僧を失ったのと同じ状態
眼の前にいるのに契約僧の存在を感じられず苦しさ以上に不安を訴える屍姫達
縁が切れれば屍化する者も…警戒する白江

妙な気配…神生が感じた気配とは?
ここで初めて権大僧正の行方を気にする神生。
読経が始まってから姿を見かけていない…
何か思い当たる事でも?それとも…


屍姫が悲しみ迷うだろうと嘆く紫央
これこそ解放だと赤紗
屍姫が死ぬか屍化すれば光言宗の力を削げると狭間

最初の屍姫に巻かれていた経典を巻きとる赤紗
星村家に秘蔵されていた経典は最初に書き記された経典の写し

今や不要と言う狭間ですが赤紗はこれこそが手に入れたかったモノだった様です!

赤紗が放つと北斗が纏っていた写しが砕け真の経典が包む。

北斗を屍姫に…
赤紗が座壇を放つ時に用いる赤い棺を投げ、そこから現れた異形を吸収させ…
屍姫として現れた北斗は血の色の経典をアンダーの様に纏っておりました。

この時の異形は五つの眼、二対の乳房、四臂の腕の巨大な化け物なのですが、乳房があり下腹が膨れている所、そっと包む様に抱き上げる様子が子を慈しむ母の様でした。

前回も思った事ですが、眼がさめている時の北斗は自分に触れられれば破壊していたと思うのですが、笑みを浮かべ受け入れているのが印象深かったです。
赤紗の屍姫になる事が嬉しい?マキナの敵であると認識した時同様。


まずは狭間を
狭間の腕を華麗にすり抜ける北斗。楽しんでいる様にも見えました。動きも良いです!
そして突然狭間の目前に現れフォークの様な腕で一突き。
北斗の武器って吸収した赤い棺の屍達?それとも元々北斗が持っていた特性?

しかし自分の屍姫を殺した赤紗が何故又屍姫を?しかも七星北斗を?

これは私の償いだと言う赤紗。

誰に対する?ヒビキにかな?どの様な?

そこにオーリとマキナ登場!
北斗が赤紗の前で撃たれるままに手を翳したのは契約僧である赤紗を守るためだったのかな?

マキナ大丈夫?オーリの肩を借りていましたがここで自分の足で立ちます。

オーリ登場に歪質の死を知る赤紗。
歪質から自分の出生について知らされたオーリ。
しかし、もっと大切な事、自分は何者であるか？
自分はマキナの契約僧である事を知ったオーリ。

敵ならば戦うとオーリ
マキナを敵と認識している北斗
マキナだけは始末しておきましょうと赤紗

敵だ…と言う北斗の横顔は残忍だけど美しいです。
蟲さんと百足を追う無邪気な顔とは全く異なる。


｢その時あなたは本当の意味で私のモノとなる｣

赤紗の屍姫として?恋人?

北斗と戦うマキナとオーリ。
傷が修復していく北斗に対し修復しないマキナはボロボロ。
それでも何も知らずに死ねるマキナは幸せだと赤紗。
マキナを狙う北斗を座壇術法で退けるオーリ。
驚く赤紗ですが、この力は自分だけの力ではなくマキナと兄貴と死んでいった皆の力だとオーリ。
だから春日を救う時は発動しなかったのかな?

自分の屍姫を殺した奴には分からないと言われた赤紗は光言宗が、権大僧正達がひた隠してきた真実を告げる。


ヒビキとは生前から恋人だったのだと赤紗。

幼い頃から一緒に過ごしてきた赤紗とヒビキ
身寄りもなく支え合う二人は友達から恋人へ
しかしヒビキは若くして難病に侵された

あなたの屍姫になればずっと一緒に…

亡くなる前に囁いたヒビキ
屍姫の才能を示したヒビキを他の者の盾にする事は我慢できない!
大僧正に請い自分の屍姫にした赤紗。

高峰とカミカを凌ぐとさえ言われた二人
108人の屍を殺し未練に捕らわれたヒビキを救いたい

狭間の企みで集められた200以上の屍は群れとなり襲来
討伐のため向かった屍姫と契約僧は連絡の遅れがあり数人

どれだけの屍を相手にしようとも負ける気がしなかった二人は狭間を追い詰めるが…

気付けば108の屍を殺していたヒビキ

ヒビキは成仏する?それとも…

突然赤紗を襲い、異形の姿になり、他の契約僧や屍姫を襲う
止めろと言っても止まらないヒビキ
赤紗が放った杖に貫かれ漸く止まる

それを嗤ってみている狭間。これは狭間の実験?



108人の屍を倒した屍姫が天国へ行けると言うのは偽り
それまで保っていた理性を失い未練も執着も持たない破壊の屍になる
契約僧には天国に行ったと伝え破壊の屍となった屍姫は密に地下の棺へ…

屍姫の役目を果しても救われない…
永遠に続く地獄が待つだけ…

知ってしまえばまともに戦う事は出来ないだろう…



赤紗達以外はヒビキが殺してしまったんでしょうね
半身を蟲に食われ…本当は赤紗がヒビキを貫いた傷でしょうか?

屍姫たちに対する本多の態度はどうかと思っていましたが道具と思ってないとやってられないかもと納得したり…ならば屍の様に殺してあげた方が良いのではと思ったり…実際に貞比呂らに命じる事もあったかもしれませんね。


権大僧正家と監査官の一部にのみ言い伝えられてきた事。
大僧正にさえ秘密の様です。

自分の血を触媒に…最後の力を振り絞り結界を張る紫央はオーリ達を逃がす


赤紗の話の続きは外で本多がしてくれたようです。
憎まれても伝えられた事を守ってきた紫央達。秘密を言えぬまま…

永遠に続く地獄…屍姫の末路を憐れんだ紫央はだからこそ屍姫の使用を反対した。

以前貞比呂がアキラにお前達の事を思って…と言っていたのはこの事だったのですね。

知っているのに明かす事無く秘密を守り続ける
秘密を守るためには屍姫も人も消す

権大僧正が常に矛盾を抱いたまま光言宗のために生きて来たのだとしたら…
実は黒幕かもと思っていたのが申し訳なく思えてきたり…知っていながら何故と歯痒かったり…



命を掛けた紫央でしたが…
しかし、北斗の腕が包む様に赤紗を守っておりました。
赤い棺と真の経典があったからでしょうか?

オーリとマキナに光言宗は謀っていたのだと言う赤紗ですが…

それでも赤紗は景世の敵。それだけは揺らがない
マキナは霊気を受けられなくてもオーリの盾に…


同じ頃街で屍達に囲まれた屍姫と契約僧達も…

霊気を受けられず苦しげなのに自分のパートナーを仲間を守ろうと堪え立つ屍姫達。
屍姫を気遣う契約僧達。

サキは莉花に何が起こっているのか問う。
屍姫と契約僧を結びつける触媒が壊されたと推測する莉花ですが…

｢な～んだ。そんな事か!｣
安心したようにしゃんと背を伸ばすサキ
｢莉花!あなたと私は何?｣

契約僧と屍姫で無くても二人は掛け替えのない友達
触媒がどうてあろうが変わらない

サキ、大事な事が分かってる子です。
真面目で枠からはみ出せない莉花と本当に良いコンビ!

其々形は違っても互いを信頼し大切に思うパートナーである事は変わりないですものね。
サキの言葉に力を得る皆


傷が修復するマキナ

一度縁が切れたからって如何したって言うの?
触媒なんか要らない!二人の心が一つの内は何度だって縁を結べる

｢あなただって自分の屍姫とそうやって戦ってきたんじゃないの?｣

マキナに問われ詰まる赤紗


棺の中で赤紗の頬に手を伸ばしたヒビキなら再び縁を結ぶ事も出来た様に思うけど…
不安の方が大きかったのか?憐れむ気持ちの方が大きかったのか?

貞比呂とアキラの様な選択も…ってこの二人は一体どこへ?（というかアキラが正常を保てるのって如何なってるの?）


｢行くわよ!オーリ。私にはあなたが必要なの!｣
｢ああ!｣

並ぶ二人が力強く感じます!その顔つきにも瞳の光にも。


次回、どう決着がつくのか?

予告のオーリは微笑んでいる様に見えましたが…

屍姫 赫 04　2009年04月08日発売!第11～13話収録!!赫編の最後3話ですね。


《送料無料》屍姫ラヂヲ DJCD 第一巻(CD)　2009年5月27日発売!


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