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2009年09月18日
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カテゴリ:アニメ
OP


「アリス!」
「誰にも邪魔はさせない。俺は過去を変える!俺を裏切った幹部連中に復讐して暗黒街のボスに返り咲くんだ!」
男の胸には針が進み始めた刻印が…
「蹴散らせ!ホーン」
咆哮を上げ巨大な鹿の様なチェインが黒ウサギ姿のアリスに突進
跳躍してかわすアリスだが衝撃で周囲の建物のガラスが散り降り注ぐ
ガラスの雨からオズを抱え下らせるギル
光る角を振り放たれた光の刃がアリスを追う
塔に鎖を放ち上空に避けるアリスはそのままチェインの目前に降り立つ
チェインの角を鎌で止めるアリスの眼が赤く光る
「おいオズ!こいつも外れだ。私の記憶の欠片を持っていない!」
「え!?」オズ
「こんのお!鹿如きで私に歯向かおうなどと10万年早いわ!」
チェインを掴み廻し投げるアリス
アヴィスに堕ちて行くチェイン
叫び声を上げ倒れる違法契約者の男
男の胸の傷にギルの胸の傷を思い起こすオズ
「オズ、大丈夫か?その男」ギル
「うん。気絶してるだけだ」
「また空振りか…」


A warp in the World 軋む世界


馬車の中のオズ、ギル、アリス
「おっかしいなあ」


「サブリエの悲劇の真相に迫るのであれば当時を知るヴィンセント=ナイトレイに聞くのが一番確実ですがあ…彼が話すとは到底思えません。やはり、アリス君の記憶の欠片を集める事でしょうねえ」と飴を口の中に放り込みながら
「チェインはアリス君の記憶を持っている可能性が極めて高い様ですし…どうです?パンドラの違法契約者の取り締まりに協力してみては?」カリカリとかじりながらブレイクは言っていたのに…


「幾らチェインを狩ってもアリスの記憶は一つも集まらない」オズ
「なあ、ピエロの奴に騙されて良い様にこき使われているんじゃないのか?」アリス

「ニィヒヒヒッ!」と嗤うブレイクを思い出しかき消すアリス

「でもアリスの記憶の中にサブリエの悲劇の真相がある事は確かだし」
「つまり記憶を持ったチェインは少ない。そういう事なんだろう」ギル
「俺…っていうかジャック。そしてギルとアリス。俺達は皆、100年前のあの事件に関わっていた。そこで何があったのか?俺達自身の事を、ホントの自分を知るためにも真相を突き止める必要があるんだ。はあ~…なのに、中々うまく行かないな」オズ

馬車が止まりドアを開けると
「お兄ちゃ~ん」エイダ
「エイダ…」オズ
突然パンドラの職員達が左右から現れオズを守る様に立ちエイダに銃を向ける
悲鳴を上げるエイダ
「やめろ!この方はオズ様の妹君エイダ様だ」レイム
途端にぴゅーと立ち去る職員達
ゲンナリするオズ
固まるエイダ
「驚かせて申し訳ありません。エイダ様」一礼し滑る様に下がり先の一団と並ぶレイム
「何なの?お兄ちゃん。この人達」
「それが…護衛なんだ」
「護衛?」


「オズ=ベザリウスを守り抜く!それこそが四大公に仕えし気高き騎士たちの使命だ!(…使命だ!…使命だ…)」
チェシャ猫の空間からパンドラに現れてしまった時ジャックがオズの体を借り言い放った…


(ジャックがあんな事言うから…)どんよりオズだが
「それよりエイダ。どうしたんだ?学校は?」
「何言ってるの?今は収穫祭のお休みの真っ最中よ」
「あ!そうか」
「だから今度は私がお兄ちゃんに会いに来たの」とオズの腕に腕を絡めるエイダ
「コラ!そいつは私の所有物だぞ!!」アリス
「え?所有物?…あ」
近づくギルに気づくエイダ
「別に良いだろ!兄妹なんだから」ギル
(ギル…)ポワンと頬を染めギルを見上げるエイダ
その様子をじっと見るオズとアリス
「やっぱりお前なのか!?」草木に身を隠していたオスカーおじさんがあっという間にギルを連れ去る
「オスカーおじさん…とりあえず休ませてくれよ…くたくたなんだ」オズ
オズについて行くエイダ
「ったく!それにしても…」イラつくアリスの背後にも護衛が…

アリスが部屋を出ようとすると護衛を引き連れたオズが…

骨付き肉に齧り付くアリス
オズとの食事中も護衛がぎっちり囲む

入浴するオズにタオルを差し出す…
「ありがと…!?あ…」
タオルを手に立つ沢山の護衛が…

ベッドに入り眠ろうとするオズがハッとして、ベッドの下の覗くと…護衛が敬礼!?

何処に行ってもついてくる護衛
思わずトイレに駆け込むオズ

「だあー!鬱陶しい!!」鎌を手に「貴様ら!まとめてこいつの錆にしてやろうか!?」
「アリス、ダメだよ」唸るアリスを羽交い締めにしながら溜息をつくオズ
傍にギル
悠然とお茶を飲むシャロン
エイダも…
アリスの鼻先に巻物を当てるブレイク
「ハイハイ!落ちついて!」
「何をする?ピエロ」鼻を押さえるアリス
「ブレイク、何処へ行ってたの?」オズ
レイムに巻物を手渡すブレイク
「どうぞ、レイムさん」
紐解きハッとするレイム
「これは!?パンドラ本部からの指令書」
「オズ君の警護からバスカビルの民の捜索へ任務変更ですよ」
「ブレイク!」嬉しそうなオズ
「しかし…」レイム
「何も心配いりませんよ。オズ君は私たちで守りますから」
腕組みするギル
腰に手を当てるアリス
「大体、あなた方と私達、どっちが強いと思ってるんです?」ブレイク
微笑むシャロンも
「分かっている。本部の命令なら従うしかないだろう」と後ろに振り向き指示するレイム
盆の上に載せた銃と弾丸を差し出し
「オズ様、せめてこれを。護身用にお持ち下さい」
「でも…」
惑うオズが後ろを振り向くと頷くギル
「ありがとう!レイムさん。あ…これは…」

グリムと違法契約していたウイリアム?の父が持っていたのと同じ銃

「あらあら良いんですか?大切な拳銃、他人に渡しちゃって!パンドラの規則に反しますよ」ブレイク
詰まるレイム
「已むを得んだろう?オズ様の安全を確保するためだ!」
「これは厳罰モノですねえ。もしかすると規則違反でパンドラ除名かも?」
汗ダラダラで焦るレイム
「バルマ公爵に怒られるぞー!」エミリーも
「うるさい!…では、失礼します」部下を引き連れ出て行くレイム
「御苦労さま!長年の友情に免じて黙っていて上げますよ」手を振るブレイク
「ブレイク、本部に掛け合ってくれたんだ!俺の護衛止める様に…」オズ
「ああ、感謝してくれなくて結構ですよ。別にオズ君のためじゃありませんから」ブレイク
「あんな大人数で邸の中うろうろされたら落ちつかねえからな!」エミリー
「それに、オズ様には護衛など必要ありませんわ」シャロン
「へへ!そっかな?」照れるオズ
「バスカビルの民が本気でしたらとっくに今頃お墓の中です!」シャロン
一転どんよりオズ
「あ…そういう意味ね」
ゴーン!鐘の音
お墓と天国に召される天使オズの図
「つまり彼らは今の所オズ君に興味が無いのです。きっとほかに優先すべき事があるのでしょう」ブレイク
「グレン=バスカビルの捜索か?」ギル
「そこまでは分かりませんけど」
「でも、そうなると、今がサブリエの悲劇の真相に迫るチャンスなのに…」オズ
「また今回もだめだったんですか?」
オズに代わって頷くシャロン
オズを見つめ考えるギル
「ちょっと出かけてくる」
一人出て行くギル


煌々と灯りがつく邸
高い塀を飛び越えるギル
庭木に身を潜め
(ヴィンセント…あいつの事だ。問い詰めれば俺にだけは真相を話す筈)
そっと邸に近寄り
(ナイトレイの者に見つかると色々面倒だからな)
様子を窺いながら入るギル
廊下を進むギルがハッとして窓の下を見るとオズとアリスが…
(オズ!?)
「一体如何言うつもりだ?いきなりワカメ頭の弟に会いに行こうなどと…ピエロの話だと奴は話す気など無いのだろう?」アリス
「うん。寧ろ真相を隠そうとしてるらしいんだけど」オズ
「なら!」
「でも何もしないで諦めたくないんだ。ダメで元々。とりあえず聞いてみよう」

邸の中には歓談するたくさんの人々が…
(パーティー。好都合だ。この人ごみに紛れれば…)

「嫌いなモノをお皿の端によけるのは如何かと思うけどねえ」リーオ
「あ、後でまとめて喰うんだ!」エリオット
「ホントだな?絶対だね?」
エリオット達に見つからない様擦り抜け、ヴィンセントを探すギル
歓談していた人と別れ何処かに向かうヴィンセント
「ヴィンセント…」

ヴィンセントを訪問するオズとアリス
応対に現れるエコー
「お待たせしました」
「エコちゃん!」
「エコーです。ヴィンセント様に何か御用だそうですが?」
「うん。如何しても話しを聞きたくって…」
「そうですか。申し訳ありません。ヴィンセント様は今遠方にお出かけになられていて…」

部屋の中、明かりもつけず座るヴィンセント
そこに
「ヴィンセント」ギル
「兄さん!」ヴィンセント

「何時お戻りになるか、エコーにも分からないのです」

「嬉しいなあ!兄さんから会いに来てくれるなんて!!もう、ナイトレイには戻って来ないと思ってたから」嬉しそうに駆け寄るヴィンセント
「じゃあ、俺がただお前の顔を見に来た訳じゃないの、分かってるな?」

「結局無駄足だったな」邸を出て階段を下りるアリス
「でも、何もしないよりはマシさ」オズ

「もう一度聞く。一体、100年前のサブリエで何があった?」ギル
「何度聞かれても一緒だよ。僕も兄さんと同じで何も覚えてないんだ。覚えてない事は答えようがないよ。…本当さ。兄さんの望みは何だって叶えてあげたい。だけど、こればかりは僕にも無理だよ」そっと視線を外すヴィンセント
「そうか…分かった。邪魔したな」立ち去るギル

窓からギルを見ながら
「オズ=ベザリウスの方はチャンと追い返してくれたのかい?」ヴィンセント
「はい。ご命令通りに」エコー
ヴィンセントの手にあるクマのぬいぐるみの肩腕はもがれている
「何れ来ると思っていたけど、まさかギルまで来るとは…」
グサとぬいぐるみを鋏で刺し腹を裂く
「誰も知る必要は無いんだ。100年前の真相なんて…」

赤い稲光の様な光が…闇の中に穴が開き赤い目が光る


CM




2009年9月30日発売!梶浦由記が手がけるオリジナルサウンドトラック第2弾!

収録情報《1枚組 収録数:27曲》

1.Reminisce
《TBSテレビ系アニメ「PandoraHearts」より》
2.everytime you kissed me
3.Wrapped in darkness
4.Pandora hearts expanded
5.Open
6.Wave motion
7.The relief
8.Restrain
9.Limits
10.Dash
11.In the dark
12.Reveal
13.A shadow
14.Beside
15.Narrate
16.Melody 2
17.Cradle
18.Gravel
19.Fountain
20.Do it later
21.Naughty
22.Miracle
23.Revolve
24.Confidence
25.Reminisce 2
26.Maze Karaoke with ああ
27.Maze Karaoke with 近江知永





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最終更新日  2009年09月18日 09時45分40秒
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