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カテゴリ:流産
・・・気付くと病室のベットに寝ていて、まだ麻酔が覚め切っていないようでした。とても変な感じです。遠くの方で姪っ子の声が聞こえました。段々近付いて来て、母と妹と姪っ子が3人でお見舞いに来てくれたのが分かりました。とっさに思ったのが、おもてなししなくちゃ!でした。まだ意識が朦朧としているのに、起き上がって、持って来た芽吹き屋の三色団子を取り出して姪っ子に渡したり、あたふたしていました。母は看護婦さんからまだ手術が終わったばかりで麻酔が切れていないと聞いて来ていて、私に確認するとすぐに帰ろうとしました。ちょっと待ってーという感じです。妹がケーキを買ってこようと言っていたけれど、まだ食べられないでしょう?という話をしたり、朝から何も食べていなくて点滴オンリーだという話をしたり、入院の荷物を色々持って来たけど何もいらなくて、必要なのはスリッパだっという話をしたら、売店で買ってきてくれました。そして、麻酔が切れていない時に来ちゃってごめんごめんと、母は明日退院の時に来るからと言って3人は帰ってしまいました。せっかく来てくれたのに意識が朦朧としていて残念でした。
しばらくすると看護婦さんが来て、麻酔の切れ具合を確かめて、大丈夫と言うと、ちょっと歩いてみるようにすすめられました。歩くと確かに少しふらつきます。そして、お腹が痛くなる!お薬をこれから毎食後に飲む事になりました。そして、久しぶりのお食事をいただきました。 もう後は何もする事がなくて暇なので、夫に持たせてもらったMDプレイヤーと私のMD全部入っていたので、その中から今聞きたい曲を考えて、宇多田ヒカル「First Love」と、ブルームオブユース「ラストツアー」を聞きました。 沢山あっても、今聞きたい曲はその時にならないと分からないからと全部持たされたのですが、それが良かったです。 お手洗いに行く時には必ずナースコールを押して、付き添っていただいて行くという事になっていました。しかし手術前にボタンを押してはご迷惑をお掛けしていた事もあって、1人でも全然大丈夫そうだと勝手に判断して夜中も何度か1人で行きました。夜の病院はちょっと怖いです。お腹が痛くなるお薬を飲んでいるので、お腹は痛いままでした。 夜はお手洗いに何度か起きた位で、結構眠れました。そして朝、顔を洗ったり歯を磨いたりしていると、1番近くのお部屋が出産されたばかりの方のお部屋だということが分かりました。あのお部屋に入る事にならなくて良かったわぁと思いながら戻って来て、ふと横になったときに、あー、もうお腹の中にぴよちゃんはいないんだった。最後に、妊婦服を買ったりしたけどあれもいらなくなったんだと思ったら急に悲しくなって、声を殺して泣き始めました。泣き出すとすぐに、昨日左隣のベットで、心配して先生に診てもらえるように声を掛けて下さった方が、カーテン越しに、どうしたの?悲しくなっちゃったの?と声を掛けて下さいます。はい、すみませんと答えながら、かえって抑える事が出来なくなって、号泣してしまいました。どんどんひどくなって、お部屋を離れる事を考える余裕もなく、獣のような声で慟哭してました。余りにも長い時間声を上げて泣いていたので、右隣の方もつられて一緒に泣き出してしまい、その声を聞いて、いい加減に泣き止まなくちゃと思って、なるべく声を出さないようにしましたが、ひぃいいいいくという息を吸い込む音は どうしても出てしまいました。 朝食が運ばれて来て、まだだらだらと涙をたらしながら、ひっくひっくしていましたが、食欲はあったので、泣きながら、時たま、ひぃーんとなりながらもぱくぱく全部食べてしまいました。食べ終わるとすぐに看護婦さんの問診で、どの位食べましたか?という質問に。全部ですと答えると唖然とされてしまいました。 昨日手術をして下さった先生の診察があるおいう事でナースセンターに呼ばれました。センターまで初めて歩いていくと、ナースセンターの横のお部屋で準備するように言われました。診ていただくと問題無しでしたが、昨日の手術が遅くなってすみませんでしたと丁寧に言われました。何だか何度もそう言われると、もしかしてあの沢山の学生さん達の到着を待っていたとかそういう事なの?と勘繰ってしまいます。それから、ちょっとお話があるという事で、ナースセンターの中の椅子に座ってお話する事になりました。 先生からは、子宮筋腫が大きいので、血液の流れを妨げているのではないでしょうか。切った方がいいと思います。それから、不育症の検査をしてみませんかというお話でした。子宮筋腫の事は、不妊専門の病院で、切るとまた別問題が出てくるので妊娠を優先させましょうと言われている事、そして、不育症の検査は、手術の前に先生にメールでお願いしてしまったので、そちらの病院に戻ってしますとお返事すると、先生とメールでという事に過剰反応されてしまって、特別先生と親しいわけではないのでちょっと困りました。ご親切にすすめて下さったのに、お断りするような形になってしまって申し訳なかったです。 11時に母が来ました。夫が来ていない事に腹を立てているので、今日はとても大事な、最後のお仕事があってと、詳しく状況を説明すると、それなら仕方ないわ、許す!なんて言っていました。夫は来ないはずではなかったのですが、私のメールを何か勘違いして、来なくてもいいと思ったようです。本当は出勤前にちょっと顔を出して欲しかったのですが、うちのコ(インコ)のお世話や、出窓に沢山ある植物の水遣りまでお願いしていて朝忙しかったので病院に来なくても大変だったそうです。そして午後から出社しました。 夫は結局私が入院している姿を1度も見なかったことになります。お仕事を優先して欲しい気持はありますが、採卵の時といい、ちょうど大事な時と重なってしまうものではありますが、入院している時はいて欲しかった気がします。 11時半には荷物をまとめて待っていると、お会計の書類が来ました。それを持って、母とナースセンターの前で、たまたまいらした手術をして下さった先生にご挨拶して、下の階でお会計を済ませました。3万円ちょっとでした。母は私のお見舞いにと、Mother'sの果物を沢山買って大きな箱で 持って来てくれていました。それを持っていると病院へのお礼だと思われそうなので、荷物の中にしまっていました。 母の車で実家に行って、おうどんを作ってもらって食べて、夕方家まで送ってもらいました。 (注:このブログは少し前の事を書いています。) 妊娠する為に 3 精子に良い食品とサプリメントへ 最初の日記から読む お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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