テーマ:ぶらり見て歩き(684)
カテゴリ:奈良の古墳
大淀町今木にある保久良古墳です
道沿い(309号線)からも墳丘は見えま~す場所はここ 建王のもがり塚に比定されています 建王は、斎明天皇の孫です 持統天皇や太田皇女がお姉さんになります 斉明天皇の御陵は、高市郡の「越智岡」に造られています 健王もそこへ合葬されたと伝わります それまでの間、健王のなきがらを置いた「もがりの場」が この古墳だそうです 健王は生まれつき声が出せず、8歳で亡くなったと伝えられています 健王を寵愛した斎明天皇はその晩年、自らの墓に彼を合葬するようにと言い残したそうです 斉明天皇の歌も、健王を失った悲しみを詠んだものだとされています いまきなる おむれがうへに くもだにも しるくしたたば なにかなげかむ 築造時期は、6世紀後半と推定されていますが・・・ 健王が亡くなったのは658年とされているので 100年以上の開きが有りますね この古墳は、石室が開口しています しかも・・・玄室の奥壁の上の石が一個・・・取り除かれていて (玄室は棺が置かれていた部屋) 懐中電灯なしでも・・・中が良く見えます 入口はちょっと狭い・・・ですが 今回は中へ入ってみました(本当は入らないほうが良いです・・・) (2回目の訪問です、前回は眺めただけで帰りました・・・) 細長~い・・・トンネル・・・状態で 玄室は、一段 掘り下げて有るので、油断してると・・・こけます この掘り下げたところから、吉野川の結晶片岩材が採集されているそうです 組合式の石棺が有ったようですね ◎墳丘規模;径11.5m(復元径約15m)・高さ4mの円墳? ◎石室は片袖式横穴式石室で、全長約8.5m 玄室長3.5m、幅1.3m、高さ1.3m(元は1.6m以上) 羨道長約5m、幅1.1m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月14日 08時56分52秒
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