昨日の午前中に映画を見てきました。タダだったので。
無料チケットが舞い込んできたんですよね。
どうやってかっていうと、日曜日にあった多文化フェスティバルの帰りに揺れるバスの中で袋を落とした時に学生がこぼれた中身を拾ってくれて、家に帰ってみたら見覚えのない映画無料チケットが入ってた、という訳です。
床に落ちてたのを一緒に入れてくれたみたいで。
この手の無料券は以前にも手にした事はあっても結局いけず仕舞でしたが今回は何となく行く気になれて・・・
前よりも気持ち的にも余裕が出てきたからでしょうけど。
劇場での鑑賞は・・・ こちらに来て多分今回が初めてだと思います。
映画自体にはそれほど心惹かれた訳ではないのですが。あ、自分から見たいと自発的に思った映画かというとそうではないという意味で。
以前実際に起こった事件を元に執筆された小説を映画化したもので、これをきっかけに事件の再捜査・再検討を叫ぶ世論の声も高まっているところなんですが。
タイトルはですね・・・「トガニ」。 意味は「坩堝」ですが狂気のそれを指しているのだろうかと。
内容は・・・こちらです。いちいち書くのも何でしたので。
トガニ予告編なんてのもありました。
原作は長編小説なので映画化されるとどうしてもダイジェストになってしまうのでしょうが・・・
最後はこれで終わってしまうの?という感じでしたが。でも、問題提起にはなっているかな、と。
内容が内容なだけに後味の悪さと来たらありませんでしたが・・・描き方も・・・うーん・・・間を持たせた感じの場面(主人公独りのシーンなど)が映画慣れ?してない私にはちょっと・・・
まぁ、そういう撮り方もあるんでしょうけど。監督さんの意向で制作されてるのでしょうし。
それと・・・映画にありつくまでに前置きがちょっとあったんですよね。映画館で。
冠婚葬祭会社の人が前で何やら宣伝して、関連資料なんかを画面で見せながらあーだこーだと冗長にやってるもんですから、これがタダの理由だったんだな、と待ちくたびれながら分かりました。
始まりから夫婦で来た人!だとか5人で来た人!と呼びかけながら景品を配り、延々と宣伝の末・・・
この場の加入者に限り月々28000ウォンの百回払いで葬式の際の豪華キャデラックリムジンが全国無料だとかテレビの宣伝で使われてる小物をくれるだとか、場内の雰囲気が醸成されるとサッと加入申込書とボールペンが配られ・・・
結構申し込んでる人達沢山いましたね。私は無反応でいましたが。午前中だったし有閑なアジョシ・アジュンマ(オジサン・オバサン)が多いようでしたし。
これぞ、場の効果だな、と・・・
保険の方がよっぽど得なんじゃないの?と後から傍観的に思いました。
映画の後は小腹が空いてたので(昼時でしたし)サンドウィッチとキャラメルマキアートを美味しく戴いて一旦家に戻りました。
ということで。