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車筆太

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2008年04月26日
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テーマ:ニュース
カテゴリ:ニュースも時々
 今日からゴールデンウィークと聞いて耳を疑ったりしたわけですが、久しぶりの休みも今日だけでして、しかも、目を覚ますと夕方でした。
 十分な睡眠は取れたけれど、こうなると引きこもりだな、今日は。

 ところで、今日は長野で聖火リレーが行われたようで、逮捕者・拘束者が続出しての終了となったようです。

 「フリーチベット」の叫び届かず亡命2世 泣きながら乱入
 愛ちゃん乱入男逮捕 その“決定的瞬間”
 騒然聖火リレー終了 沿道からの乱入など男5人逮捕
 
 チベット騒乱を契機にわきおこった聖火リレー騒動は、以前から内包していたチベットの諸問題に起因するわけですが、今回の報道の合間に時折聞かれたのが、最上段の記事にもある「何のための、だれのための「平和の炎」なのか」といった類のコメント。
 
 聖火は何を照らす スローガンかすんでいく北京五輪
 「人種や宗教の違いを超えて人類をつなぐはずの聖火が、国家間の亀裂を深めていく。一見皮肉だが、東西冷戦時のボイコットなど、五輪は国際政治を映し出す鏡でもある。「一つの世界、一つの夢」。北京五輪のスローガンがかすんでいく。
 この辺りが、ひとつの落しどころなのかなという気もする。
 
 それでは、聖火リレーの起源とは何なのだろうか。
 
 「政治とスポーツは関係ない」
 近頃もどこかで聞いたような発言だが、こうして各国のボイコットを抑制したナチスは、はじめこそ「ユダヤ主義の芝居」と乗り気でなかったものの、喧伝のために「革命的オリンピック」を開催し、大成功を収めた。
 手厚いもてなしに加え、莫大な予算で建設された施設設備の数々、さらには初のテレビ中継まで、まさにヒトラーの至上命令どおりオリンピック計画は壮大なものとなった。
 その中の一つに聖火リレーもあった。
 オリンピアからドイツへ3000人が聖火をつないだ。亜麻色の髪の最終ランナー、シルゲンが聖火台に炎を灯すと大観衆は熱狂した。
 こうしてオリンピックへの関心を今までになく盛り上げた聖火リレーは、1948年のロンドン・オリンピックでも踏襲され、1951年、IOCで正式にオリンピック憲章に加えられることとなった。
 
 ユダヤ人迫害政策や人種差別政策への抗議、そして人権侵害への抗議とどことなく今の現状と似たところがないわけではない。
 ただし今回は、失敗(チベット、整備不足、環境問題)という形でナショナリズムの高揚がなされているようにみえる。
 さて、オリンピックの理想とは何だろうか。そもそもそんなものがあるのだろうか。あるとしたらそれは何の役に立つのか。

 思惑ということでは、何もチベットとシナ、人権先進国としての西側諸国だけではない。例えば、善光寺。
 境内で開催される予定だった聖火リレーの出発式を辞退し、チベット人僧侶への共感とシナへの抗議の意を表した。
 確かに神仏分離令からはじまる廃仏毀釈、福沢諭吉も文明論之概略で批判した「僧侶に肉食・妻帯を許可する太政官布告」と日本の仏教は政治に屈し続けてきた。
 これらからすれば大きな一歩といってよいかもしれない。
 しかし、今回はあくまで降りかかった火の粉を振り払ったに過ぎない。チベットの惨状はずっと以前から分かりきっていたはずだ。これに対して今までなんのモーションもみせていなかったのだからそう思われても仕方がないだろう。
 これを機にどう行動していくのかそれが問われている。





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最終更新日  2008年04月26日 18時40分31秒
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