カテゴリ:ブルアカ
イオリつえええええ、そして、かわええええええ。
いやまあ、一番のお気にはカリンちゃんだけど、イオリもCV付くと破壊力がダンチだな……あ、ヒナも可愛いねd(--
さて、そんな訳で6話まで視聴完了しました。 この前、皆で合宿してた時に「そーいえば、アニメのブルアカ、どうなん?」って聞かれて「んー、可もなく不可もなく」って答えたんですけど、今の所、変わんない、かなぁ。 まぁ、1クールアニメなので最終的な評価は12話まで見た上で下したいと思いますけど……このままだと、「艦これ1期と同じぐらいですね」って評価で終わりそうな予感。つまり、微妙……。 例えば、6話の戦闘後にヒナが急に出てくるんですけど、なんか、凄い唐突なんですよね。多分、原作通りなんですが、そこは折角、アニメなんだから、アバンで仕事中のヒナを軽く出して、「あぁ、この後、この強い子が出てくるのかな?」ってジャブ打ってから後半の時にヒナを出して話を動かすとか、そういうやり方もあったと思うんですけど。なんか、本当、原作通りにやった結果、???って感じを受けましたね。折角、アニメなんだから、無理にゲームに合わせる必要ないと思うんですけど。 で、これ、言い出すと「でも、先生は解釈違いとか言ってるじゃねーか!どっちなんだよ」って反論、飛んできそうですけど、ちゃうねん、「アニメとしての魅せ方をもっと良くして欲しい」と「先生というキャラの描き方をもっと考えて欲しい」は両立するんよ。アニメという媒体である以上、そちらに応じた演出、構成の仕方があるし、それとは別に、一人一人のキャラの役割を掘り下げて、その上で、各キャラをどう描くのかは、また別の問題な訳ですよ。今のままだと「先生」というキャラをどういう立ち位置として描きたいのか、ちょっと、よく分からない。 というかね、ブルアカのアニメって第一話の冒頭でシロコテラー出しちゃったでしょう。あれ、個人的には凄い嬉しいんですけど、結構、リスキーだなぁって。 どうしてかというと、あれを冒頭に持ってきた以上、今回のアニメは「単なるアビドス編のアニメ化」ではなくて「最終章につながる長い物語の始まり」という意味合いになっちゃう。実際に、そこまで描くとは勿論、思ってませんが、1話の冒頭シーンとして出しちゃった以上、「このアニメのメインヒロインはシロコ」であり、「この先生は破滅の未来を回避し、いずれ最終章でキヴォトスを救う」ことになる訳です。あのシーンを単なる無意味なファンサにしないためにはね。 じゃあ、今のブルアカアニメが、そういう描き方を出来てるのかなぁというと、ちょっとそんな感じも受けないんですよね。普通に、アビドス編をアニメ化してるだけっていうか。かといって、純粋にアニメとして毎週楽しめてるのか?って言うと、そこも悩ましい。正直、「ブルアカだから」見てるけど、「ブルアカじゃなかったら」見てないよなぁって……うーん。そういう意味でも、『艦これ』1期と同じだなぁって。『艦これ』1期と違うのは原作有だから、ある程度、先の予測が着いちゃうことなんですよね。そこがまた辛い。ストーリー面で大きく跳ねる可能性があるかと言われると……んー(^^; とはいえ、まだ6話ありますし、まだまだ折り返し。ここから、どう巻いて、どう畳むのか、じっくり見させてもらおうと思いますd(-- ※補足1:導入(プロローグ)は必要だったのか? ちなみに私は二話のアバンでほんのちょっとだけ描かれた導入(プロローグ)部分に関しては、今回のアニメ化に関してだけでいえば、一切描かなくてもいい派です。アビドス編だけ描くならね。
もし、ここでチナツと先生が顔見知りであることを示したいだけなら、「やぁ、チナツ」「……先日はどうも」「チナツ、知り合い?」「以前ね」とか、そういう風に終わらせるだけでも十分ですし。お話の中で全部を全部、描かないといけないわけじゃない。その上で、「イオリ、気を付けて。あの先生には、周囲にいる生徒の戦闘力を高める能力がある」「へぇ……面白いじゃん」とか、そういう短いやり取りを挟むだけでも「チナツは、先生と面識があり、かつ、実力も知っている」って視聴者に伝えることが出来るんですよね。そのシーンを態々描かなくても。『ハンターハンター』のシルバみたいに。 寧ろ、全部を全部描こうとするのは悪手になりかねない。テンポ悪くなっちゃって。その辺は、視聴者を信用してくれていいと思うんですけどねぇ。 ※補足2:アニメ先生に期待してた役割 ※以下、ネタバレ反転 先に行ってしまうと、現状までのブルアカアニメの先生に関しては、特に好きでも嫌いでもありません。強いて言うなら、「この先生が実装されても、ガチャ回したいとは思わんな」ってぐらい(苦笑) アビドス編だけ見るなら、シロコを主役に据えて、シロコ視点から女の子達の絆とか信条とか現状をきっちり描いてから、1話の終わりぐらいで「先生」という絶妙に頼りにならない謎の大人を登場させて、最初は誰も信用してないけど、少しずつ信頼を勝ち取って、最後にホシノを救う際に、黒服や他校相手に(視聴者が、おおやるじゃんって思えるような形で)きっちり仕事して、その上でシロコ達が頑張ってホシノを救って「おかえりなさい、ホシノ先輩」で〆って流れが良いんじゃないかな、と思ったりもします。まぁ、まだ6話あるんで、この辺は見終わるまでは何とも言えないところですが。 これは最終章まで読んだプレイヤーとしての私見ですが、私は『ブルアカ』という物語における「先生」の役割というのは、「調停役」だと思っています。ほら、『FGO』にいるでしょ。ルーラーって奴。あれです、あれ。私は『FGO』のルーラーがルーラーの仕事をしている場面を見たことがありませんけれど、本来のイメージとしては『ブルアカ』の「先生」がやってることが近いと思ってます。つまり、複数の対立している派閥があり、それらが全面戦争になるような致命的危機(クライシス)を水際に防ぐのが彼の目的であり、出来る事なんです。現場指揮官として有能であることとか、時々発現する謎の変態性とかは、正直、どうでもよい。いや、あったら嬉しいけどさ(苦笑) 彼が本来、やらないといけないのは、物資の管理とか生徒達の抱えている問題のケアとか対外交渉とか争い事の調停役なんですよ。『アイマス』のプロデューサーみたいな、裏方なんですよね。前線に出て指示をするのは、本来の役目ではない訳です。それは生徒同士で解決しないといけない問題でしかないんです。だって、彼は全ての生徒達を見守る立場にある「先生」ですから。今回はアビドスに赴任して肩入れしてるだけでね。 で、彼がそれをしないといけない理由は、実はアニメの冒頭でちゃんと明かされてるんですよね。第一話アバンに出てきたシロコテラーの世界です。 あれは「先生」が負傷して意識を失ってたから、その調整やフォローが間に合わず、シロコが追い詰められて、ああなった。目覚めた「先生」が怪我を押して、救おうとしたけれど、もう間に合わなくて上手くいかなかった。つまり、生徒だけではダメで、裏で駆け回って生徒達を支えて致命的な破綻を防ぐ役回りが必要で、それが「先生」なんだ、と。 「生徒の正体は何なのか?」っていうのゲーム本編でも、はっきりと明かされてなくて、黒服が色々考察して神秘がどーたら、恐怖がどーたら、と訳知り顔で語ってくれるんですけど、要は、美少女のなりをした核兵器みたいなものだと思うんですよね、あれ。少なくとも、シロコに関しては。
だから、「先生」という調整役が機能しない中で最終的にシロコが追い詰められた結果、シロコテラーが誕生してハルマゲドンみたいなことになってしまった。それがプレナパテス。逆にいえば、「先生」の物語上の役回りというのは、歩く火薬庫ならぬ、歩く核搭載二足歩行戦車 つまり、先生の目的っていうのは、ハルマゲドン(美少女達が絶望に曇った結果、生じる破滅の未来)の阻止であって、現状維持と致命的破綻の回避なんです。まあまあ、みんな落ち着こうよって。 彼は全知全能ではないので、アビドスの砂漠化貧困問題を解決することはできないけれど、でも、その末に生じる、これ以上の悲劇の到来だけはなんとか避けたいっていうね。だから、生徒達による(悪徳)銀行への強盗は見逃すけど、ゲヘナ風紀委員による理不尽な武力侵攻は阻止するわけです。パワーバランスが崩れちゃうからね。だから、『ブルアカ』というお話における先生の役割というのは「滅びゆく世界を救う」ではないんです。世界に致命的な危機が生じないように、生徒達が今の営みを、青春学園生活を続けられるように汗水垂らして頑張るのが役割なんです。そこらへんが『FGO』とか『NIKKE』との違いなんですよね。これ、守りの話なんです。倒すべき敵とか、取り戻すべき世界とかはないんですよ。今、ある平凡な日常を一生懸命守ろうねって地道で素朴なお話。 そこで逆にハルマゲドンを誘発させたり、私兵化を目論んでたのが、ベアトリーチェ。そりゃ「先生」からしたら許せんわな。生徒達を大切にしたい今の関係を守りたい「先生」と生徒達を道具として自分の私欲を満たしたいベアトリーチェが相容れる訳ない。生徒やキヴォトスを研究対象として見ている黒服達からしてもナニヤッテンダオマエ…って話。 ……っていう作品であることを、『ブルアカ』のプレイヤーは分かってるので、当然、それを想定した演出、構成をされるものだと思ってたんですよ。それを初見の人にも分かるように、しかも、エンタメとして面白く。 なんですけど、今のアニメ版がそれ出来てますか、この「先生」がそれやれてんですか、って言われたら、正直、よく分からないですね。うーん。 まぁ、後、6話ありますし。そこは気長に待ちましょう。 ※5月20日追記 個人的には結構、良かった~Cパートの不穏な終わり方もベタだけど好き。
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最終更新日
2024年05月20日 20時33分38秒
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