カテゴリ:読了本
内容(「BOOK」データベースより) これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。 いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。 運命の数式。 命がけの純愛が生んだ犯罪。 内容(「MARC」データベースより) 天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は、愛した女を守るため完全犯罪を目論む…。 数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリー。 この所、全然と言って良いほど本を読んでない私。 待ちに待った、直木賞作品。 やっぱり、本は面白いですね~。 人間って・・・ って、いろいろ考えさせられたりしました。 「やるせなさ」が残りましたが・・・ これもまた、人間、人生。 一生懸命、ちゃんと生きても幸せになれなかったり、 純粋なのに、それを取り違えられたり・・・ Xの気持ち、なんと言ったら良いのでしょう~。。。。 と言う感じです。 彼にとって、つまらぬ高校教師を続けるよりも 「塀の中」で数学理論を考える方が幸せなのかも? 純愛からだけでなく、死をも考えた彼にとって、 そちらの方が自分にとって価値が有ると考えたのでは? 「悪」や「ずるがしこさ」も人間、人生ですが、 一生懸命、小さな幸せを大切に生きている人や、 一つの事を極めながら純粋に生きている人の姿 やるせないけど、そんな本を読めて良かったです。 現実が、あまりにも卑劣な事が多すぎるだけに、 こういう主人公の本は、大切だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読了本] カテゴリの最新記事
|
|