家の熱損失を求めてみる 熱損失係数Q値
(続きです)前回の熱損失を延床面積で割った値である熱損失係数Q値を求めると、次のとおりです。換気1で計算の場合:1.32W/m2K換気2で計算の場合:1.17W/m2Kということで、熱交換の換気計算が釈然としませんが、1.2~1.3W/m2K程度ということでしょう。ここで、かれこれ3年近く前になる2005年7月に、ファーストプラン作成してもらうため間取り要望書と同時にまとめた仕様要望書をひっぱりだしてみると、Q値:1W/m2K目標、1.3W/m2K以下と書いていました。うーむ、仕様要望ぎりぎりくらいというか・・1W/m2K目標は、今のようにQ1住宅も未だ聞かなかったと思いますので、単に数字のきりが良かったからでしょう。あまり良い数値にはなっていない要因をあげてみると、・防犯合わせガラス仕様の3層ガラスサッシが使えなくなっていた・・・サッシメーカー(代理店)の断熱意識低し・全館空調ダクトスペース確保のための1階ハイスタッド化・・・全館空調の欠点の一つ・小屋裏収納追加での壁と窓の増加・・・収納スペース大きくなってこれは良かった・断熱性能不十分な窓を減らす努力不足・・・外観に目をつぶれば、あと5枚サッシを減らせたかもなどでしょうか。2x6程度の壁と複層サッシでは、Q値1W/m2Kをクリアするのは、かなり厳しいものです。。