ある日の大冒険。
それは先日のお話。六本木ヒルズでの出来事です。ふと気付くと……。携帯がありません。FOMAの方です。…えっ、さっきまで使ってたのに。きっとそこに置き忘れたに違いない…!慌てて、MOVAの方でFOMAにかけてみます。いきなり留守電……。さっきまでいたところは圏外でしたので、そこにまだあるとするならばそうでしょう。時間は、おそらく1時間程度。じゃあまだあるのかも、と思ってそこに向かいながら何度か電話をかけてみました。……すると。あるタイミングから、電波が通じるように……。誰かが持ってる。その場所にたどり着くと、やはりもうありません。とりあえずどこかに預けられている可能性があるので、案内所に向かってみます。問い合わせをしてもらいましたが、今日は携帯の忘れ物はない、とのこと。一応連絡先を教えて、届け出があったら連絡してもらうようにしました。しかし、ぼんやり待っているだけでは埒があきません。近くの店に届けられていないか、聞き込みです。が、これも空振り。一般のお客さんが拾ったなら、始末に困って近くの店に預けるのが一般的かなぁと思っていたので、とすれば掃除の係の人が拾って移動中なのかも知れません。本当ならずっと捜索を続けたいのですが、そうもいかない事情が…。仕方なく、あとは誰かが届けてくれるのを祈ることにして、移動しました。その間も、隙あらばFOMAに電話。ああ、マナーモードだったことが口惜しくてなりません。1コールで留守電になってしまいます。諦めず何度も電話をしましたとも。すると、そこからさらに1時間ほどして。MOVAに、FOMAからの着信が!誰かが気付いてくれたんだと、慌ててMOVAをひっつかんで通話ボタンを押しました。「もしもし?」『もしもし……これが誰の携帯か、わからないんですけど』あぁ、よかった。人の声だ。(?)けど…このイントネーション、日本の方ではないな。たぶん、中国語を普段話す人の日本語だ。とすると観光客か……。おそらくわたしが何度もMOVAでかけているので、それでこの番号にかけてきたのでしょう。まずは、その携帯がわたしのものであることを伝えます。そうして、「今、どちらにおいでですか?」六本木ヒルズのどのあたりですか?そんな意味で聞いたんです。が、答えは。『品川です』……………………品川?六本木に置き忘れた携帯が、今品川???え……誰のものかわからない携帯をそのまま持ってったの?えー……。あわよくばそのまま使うつもりとかだったのでは?この時点で、微妙に不信感。いやしかし、ミスをやらかしたのはわたしですし。そこを今どうこう言ったってどうしようもないわけです。ただ、相手が持っている携帯を、どうにかして自分の手元に戻すことを考えなければいけないわけです。都合で、今すぐ動くわけにはいきません。できれば、公共の場所に預けてもらいたい。話を聞くと、今は駅ではないらしい。(電話が繋がったときは駅の構内アナウンス流れてましたけど)どこかビルにいるらしい。その辺りに店はありませんか、と尋ねても『ちょっと待ってください』ばかり。うう……。とにかく、申し訳ないけれども駅の係員に渡して電話を替わってくれ、とお願いしました。1回電話が切れてしまったので慌ててかけ直し、そのまま繋げたままで移動してもらい、なんとか駅の係員にかわってもらうことができました。その後は駅に保管してもらい、そこまで取りに行って引き取って、ハッピーエンディング。……うぁー。疲れた………。いや、関係各所の皆様ご迷惑をおかけいたしました。一度前にも紛失しかけていた携帯だったので、もう今回は無理かな、解約かな、と思っていたので、戻ってきて本当に良かったです。……気を付けます。本当、(自主規制)の(自主規制)を予備校に忘れてきた以来じゃないでしょうかね、こんなに焦ったのは……。大冒険を終え、無事手元に戻ってきた携帯。それに向かって咄嗟に、「(1人にして)ごめんよ妹子~~~」と謝った、その瞬間の自分の脳内が理解できないんですが…(笑)。