ツネ様のお母さまの講演会
『育てることと働くことと』~サッカー日本代表キャプテン 宮本恒靖をいかに育てたか~講師:宮本弘子 氏「プロフィール」大阪市生まれ。1969年大阪教育大学卒業後、大阪府公立中学校教員を経て、大阪府教育委員会教育振興室副理事兼教務課長、堺市教育委員会学校教育部長、堺市市民人権局理事(青少年育成担当)などを歴任。2005年3月に退職、現在は講演などで活躍中。サッカーJ1ガンバ大阪 宮本恒靖選手はご子息にあたる。講演は14:00~16:00なんだけど、開演一時間半前からすでに着席してるんですが(*^_^*)もちろん、まだお客さんは誰も・・・というよりも・・やっと、ついさっき運営スタッフの方が来られたところです、ハイ(^^ゞ早過ぎ??講演会、しっかりと拝聴しました。ツネママは、プロフィールにもある通り、ずっと教育畑におられた教育者。当時の苦労話や女性参画社会の走りとも言える時代背景もあり、責任の思い職務もこなされてきた方のようでした。教育に関しては、「学校教育」という枠組みから離れた「地域教育」の必要性や重要性について語られていました。また、教育委員会での職務においては、補導員の方からの驚くべき生の声や、教育現場の校長先生の嘆き等を聞くに当たって教育の難しさ等も訴えられていました。一例として、こんな驚愕の話をされていました。補導員が未明の繁華街で補導活動をしていると、3時頃に若いお母さんと幼児が仲良く楽しそうにカラオケボックスから出てくる。「上手に歌えたね~^0^」とか話しながら。親子だからどうこう言えないが・・・複雑な気分がするという話。給食じゃない学校が多いので、弁当持参になるんだが、昼食の時間になると教室に母親から自分の子供への「宅配ピザ」が届く。(何年何組の〇〇さん宛ての)補導員が生徒の家に戸別訪問に行く。母親に〇〇(娘さん)の所在を尋ねると、「二階に居ます。」と答えた。てっきり「〇〇、先生が来られてるから下りて来て」と呼んでくれるのかと思って待ってたら・・・母親は黙って携帯電話を触り始めた。何と、二階にいる〇〇にメールをしているのだという・・・。」補導員が尋ねると、「顔を合わせて話すと衝突が起こるので、メールの方がいい。」と真顔で答えるらしい。こんな事が当たり前の様に起こっているのが現実だという事らしい。(先の、お弁当の代わりに教室の子供に宅配ピザを届ける母親の例を挙げ)、この母親が同じ位置に立っている人であれば、他の人との違いがわかるから本人に注意とかもしやすいが、立っている位置が全く違う人に間違いを気付かせるのは非常に難しいと言われていた。つまりは、この母親本人は、弁当の代わりに、教室に宅配ピザを届ける事を何もおかしいと思っていないという意味合いである。物凄く説得力のある話だった。ツネ様に関しては、小さい頃から自分で遊びを見つけてとにかく遊び上手な子供だったらしい。それと良く食べる子で給食でも何度もお代わりする子供だったらしい。子供の教育の話として、「遊ぶ事と食べる事」は大事だと強調されていた。また、もうひとつ「時間の使い方」も大事だと。また、育児については、常に自信を持つ事が大切だと。「あんたは、私の子や、あんたは、私がおらんかったら、ここにはおらん子なんやから」という気概を持って育てる事が大事だと。多少の衝突はあって当然、それが親子というものだからという言葉も印象的でした。その他、ここには到底書き切れない盛り沢山の内容だったんですが、全般的に言える事・・・それはやはり「さすがツネ様を育てたお母様」という印象でしたね。ツネさんの話題になると、随所に出てくる本場の大阪弁。「おかん」の温かさが伺えました。そんな心地よい大阪弁の響きを耳に残したまま、今日の我が家の夕食は大好物の「なにわもんじゃ」のお好み焼き^0^さすがに今日は、「ピザ」じゃないで~(爆)