430368 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

K氏のひとりごと

K氏のひとりごと

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

2015.11.15
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
gakki2
ガッキー

掟上今日子の備忘録・・面白い。

記憶が一日しか続かない、忘却探偵(掟上今日子)が
難事件に挑む。

岡田将生が演じる、厄介(やくすけ)はとことん
不運な人生を歩いてきた。事件に巻き込まれることも
多く、その度に掟上今日子に助けを求めるのだった。

・・なんといっても、ガッキーの可愛らしさに目がいくのだけど
厄介の底抜けな優しさが印象的なドラマだ。

人生は恥をかくもの。かっこわるくても恥をかいても
前向きに生きていこうと彼は言う。
100点満点にスマートに生きられれば良いが、どちらかと
いえば嫌なことも多いのが人生。彼の言葉に少し勇気をもらった。



・・先日、友人が財布を拾ったと相談してきた。
中身は少々の現金にカード類。普通には交番に届ければそれで
済むのだろうけど。彼はとても多忙な人間なので僕に代わりに
対処してほしいのだそうだ。

落し物を交番に届けると・・ネットで検索すると
交番でさんざん質問(尋問?)されて1時間も拘束されて
挙句には親指で母印を押すことを強要されたともある。

おぉ これではまるで犯人扱い。堪らんなぁ と思った。
親切が仇になるのか。
近所に交番も無いし。財布は扱いを決めるまでとりあえず
保管しておくことにしようと考えた。



・・だがネットにはこういう話も載っていた。

ある人がやはり財布を拾って交番に届ける話。
一緒にいた友達が「そりゃ面倒くさい」と告げるのだが
その人は、強い意志で「落し物は届けると決めている」と
きっぱり言った。

その人は子供の頃、あまり裕福ではなかった。
そんな中、母親が買ってくれたケロケロケロッピのポチ袋を
宝物にしていたのだが、ある日それを失くしてしまう。

どこで落としたのか?子供は必死で探し回った。
けれど見つかることはなかった。

自分のために、母が買ってくれたポチ袋。
子供の小さな心にはどれだけ大きな悲しみであったろうか。

失望し、泣きながら、とぼとぼと家路についた。


・・「どうしたの?」

そう尋ねたのは、通りかかった交番の前にいた 
おまわりさんだった。
小さな子供が泣きながら、肩を落として歩いていたので
思わず声をかけてくれたのだろう。


おまわりさんは、その子を交番の中に招き入れると
暖かいお茶をすすめ、事情を聞いた。

子供はグスングスンと相変わらず泣きながら
嗚咽をもらしながら、「たいせつなものを失くしたの」
「わたしのポチ袋・・」
そう言うのがやっとだった。

「あぁ」

おまわりさんは何かに気づいたように、その子に尋ねた
「きみが落とした、そのポチ袋の絵は何かな?」

消え入るような声で「ケロケロケロッピ」と
その子が答えると


おまわりさんは笑顔になって
「ジャジャーン」とそのポチ袋を目の前に
出してくれた。


その子は驚いた。もう絶対に出てこないと
思っていた ポチ袋が戻ってきたのだ。
子供はまた号泣した。

子供が何度もおまわりさんに礼をいうと
ポチ袋は近所のおばあさんが届けてくれたのだと
教えてくれた。
「これは、落とした子にとってはきっと
たいせつな宝物だから」
そうおばあさんは言っていたそうだ。

・・後日 母親と一緒に おばあさんの家に
お礼を言いにいった。
おばあさんは、お礼にきてくれたことを褒めてくれた。


あれから多くの月日がすぎたが
今もそのポチ袋を持っているとのこと。そして
それ以来落し物は届けることに決めているそうだ。




この話を読んで、柄にも無く 仕方ねえなぁと
思いつつ、バイクに乗って、僕も財布を届けに行くことにした。



・・どんなことも連鎖する
きっと幸せも






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.10.02 04:05:23



© Rakuten Group, Inc.