カテゴリ:観病日記
ここのところ父親の調子がすぐれない。
一年ほど前から、尋ねていっても寝ていて話のできないことが多くなっていた。 また、自分で食事ができない状態があり、一時は多少の回復をみたものの、ここのところほとんど寝てしまっていて自分で食べることをせず、特に水分の摂取がままならないということで週末以来、点滴でしのぐ状況が続いている。 医師の往診も頻繁で、「当面すぐにということではないが、この状態が続くならば」と、ちょうど尋ねていった妹に宣告があったらしい。 「胃ろうはしない」と妹は言ってきたのだが、僕は、実際のポイントオブノーリターンへの決断は、それほど明確には来ないだろうと考えている。 というか、おそらく、それは僕らではなく、医師の判断なのかなぁと、どこかに依存する部分がある。 「点滴は胃ろうより最終段階」 と同じ医師が言っていたところからすれば、胃ろうの決断を迫られることになるものか あるいは、点滴だけでつないでいく状況をある程度まで続け ということになる? 祖父は発熱し、自力で食事をしなくなったところで臨終であった。 当時(45年ほど前)も点滴でつなぐことはあったのかもしれぬ。父親はそういう判断をする人ではなかったから、そこに家族の判断ということがあったとすれば、それは母であっただろう。 父は、誤飲で高熱を発し施設から救急搬送された時点で、往時の祖父の状態を超えて生きることになったと僕は思っている。 妹から医師の宣告を知らされ、「神さまのご意思に委ねる」と答えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 28, 2016 12:47:19 AM
コメント(0) | コメントを書く
[観病日記] カテゴリの最新記事
|
|