NECの上場廃止
NECが米ナスダック市場から撤退するとのことですが、株価は3日ぶりに反発という結果になったみたいですね。プレスリリースを見ると、複合契約に含まれる保守・サポートサービスの収益に関する分析が完了できなかったとある。2006年3月期の連結財務諸表の監査を完了するために外部監査人より複合契約の収益認識についての客観的証拠 (Vendor Specific Objective Evidence, VSOE) の立証を要求されていたものの情報を収集できなかったようです。実際のところ長期に渡る保守・サポートサービスの収益認識基準について明確な基準がどこまでできるのかな?と思ったのですが、確かに大事な決め事ではあるのでしょうね。問題は日本とアメリカもしくは国際会計基準が全然違うものなんじゃないのか?という疑問が勃発することですが、私自身が海外の会計基準に精通しているわけでもないためよく分かりません。ただ、最近よく上場コストはあまりに割高ではないかと思いますね。これから上場を考えている会社は本当に上場することが最善の策なのかをよくよく考えた方が良さそうです。