夢を描こう!
暖かくなってきましたねそろそろ、学校にも慣れてきたころではないでしょうか?勉強は難しいですか?今日は皆さんに「夢」について考えてほしいと思っています。10年後の自分はどんな自分になっていたいですか?20年後は?まず、イメージを描いてみましょう。それが難しい人にお勧めしたいのが「人生の逆算表(ぎゃくさんひょう)」をつくることです。10年後こうなっていたい。そのためには9年後にはこうする。そのためには8年後にはこうする。6年後は?5年後は?3年後は?人生というと、何か階段をのぼるようにステップアップしていくようにイメージされます。確かに文系、理系でわかれて…学部や大学を選んで…。確かに階段はあります。でもね、うまくいかない場合もある。それでもいいんです。もう一度、這い上がれば。這い上がるにはエネルギーがいります。学ぼうをする力、人間としてのやさしさ、夢に向かって努力する力…こういうものを慶応学習会では「人間力」と言います。10年後を描く。それがいまのパワーになります。うまくいかなかったら、また頑張ればいい。人間その気になって必死でやれば、大抵のことはできるということを受験を通して知ってほしいと願っています何年か前に読んだ本に書かれていたことです。1991年 長崎県の雲仙普賢岳から火砕流が発生し、大災害となりました。学校に行けない日が続いたり、仮設住宅で生活したりと、子供たちも大変な思いをしました。長い休校の間、雲仙の先生たちは、子供たちにひたすら自分の将来を書かせていました。希望の職業は何か?行きたい学部はどこか?自分を見失わないようにってことを伝えていたんです。仮設住宅の靴を縦に重ねてなければならないような玄関からは、みかんの段ボール箱を机にして勉強している少年が見えたそうです。その年、島原高校の大学合格率は最高でした。真剣のその気になればたいていのことはできる!と私は思います・