カテゴリ:北海道の甲虫
これね、モンの凄~く小さいです。2ミリもありません。
これを採ったのは、河口で地面に這いつくばって流木やゴミの下にいる虫を探してた時でした。当然そこに居た人は「何やってるんだろう?」と、興味ありげだけど、危うきに近寄らずで何か誰も近寄ってはこないんです。見ようによってはかなり「危ない人」なんだろうけど、そんな情景にこっちは慣れてるもんだから、おかまいなしに次々とゴミなんかをめくりまくり、その下の砂地に顔をくっけるようにして虫を探してた訳ですね。 ま、そんなことをしている時に、何気に砂の一粒が動いたんです。「ん?」って更に近寄って見てみると、その砂粒が又動く。「ん?ん?」って更に更に近づいてよ~く見るとマルドロムシさんじゃぁありませんかぁ。しかも泥の上によくいる奴よりも1回り小さい。 そこで家の顕微鏡で見てみたところシワムネマルドロムシだったんです。一応、北海道のレッドデータブックの希少種にもなってますが、これって「見つけにくい」だけだからですよ、絶対 大きさも砂粒と同じだから篩にかけたって目からこぼれるし、根性入れて探そうという気になる虫でもなし。ホント何かの偶然に採れるだけですからね~。 いやぁ、何せ小さいもんだから、標本にするのも大変なんですが、頑張って顕微鏡と針で展足してみましたぁ。我ながらちょっと呆れてます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 25, 2007 09:12:54 AM
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