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テーマ:『功名が辻』(385)
カテゴリ:2006年ドラマ
私たちは誰も及ばぬ日の本一の夫婦になるのでございます。
再び目を開かぬ一豊。 叫ぶでもなく、そっと夫の頭を抱きしめる千代の姿に涙した。 静かな死。 この時代、武士でありながら畳の上で死ねるだけでも幸運であったろう。 一番愛する人の腕の中で息を引き取った一豊は、何と幸せな人生であったか。 「功名が辻」はホームドラマ色が強く、歴史物としては物足りない部分もあったかも知れない。 私は原作を知らないが、原作ファンにとっては不満も多かったようである。 でも。。。 ホームドラマでいいじゃないか。 この2人は、ずっとずっと本当に愛し合っていたんだもの。 こんなに安らかな最後を迎えることが出来た一豊の、何だか幸せそうな死に顔を見たら、 そして、涙を流しながらもそれを静かに見送る千代を見たら。。。 これで良いじゃないか、と思えてしまった。 だから、後の部分は蛇足かな。。。 北政所から淀殿への書状を千代が託される。。。 やっぱりここでも活躍しちゃうのね。とか、 こんなに潔悪い淀殿はイヤだ。。。とか。。。 豊臣の滅亡は、何の感慨も無く見るしかなかった。 河原で2人が出会う場面。 若き日の一豊と若き日の千代。 草鞋を履かせる一豊。 砂に書いた「一豊」の字に並べて自分の名を書く千代。 この2人がいい。 政治の駆け引きも何もなく、ただお互いを好きな この2人がいい。 功名が辻は、こんなに素敵な恋愛物だったんだ、 と、今、改めて思う。 ・功名が辻 第四十八話 一年近く、感想にお付き合いいただき、ありがとうございました。 途中から、パソコン不調のためコメントもトラバもなかなかお返しできず 失礼したにも関わらず、たくさんの方に来て頂き心から感謝しております。 来年の大河は、見ますが書くかどうかは未定です。 また書くことになりましたら、よろしくお付き合いくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月10日 23時06分58秒
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