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カテゴリ:美術・芸術・博物鑑賞
リヨン3日め。いよいよ今回の旅行の最終観光日です。 朝起きて、「・・・ん? 腹の調子が今までと違う」と思いました。 部屋から、朝食を食べにはるばる「Schindler」のエレベーターに乗って降りて、また果物と野菜中心の食事をしました。 剥きたてで適当な大きさに切ってあってシロップ漬けにしてあるピンクグレープフルーツって、おいしいですねぇ! そればかり食べていました。(^-^;) 外を見ると、また雨が降っていました。 もううんざり・・・。 食事が終わって部屋に戻っても、腹の調子は悪くありません。 ようやく治ったかな・・・。 きょうは、フルヴィエールの丘に登って教会と劇場跡を見学し、そのふもとに下りて「世界遺産」に登録されているリヨン旧市街を散策し、そして、個人的にはとても楽しみにしている『リヨン現代美術館』を訪問する、というスケジュールです。 それぞれの場所がまったくばらばらなところにある上に、『リヨン現代美術館』はバスでしか行けません。(・・・メトロの駅が近くにない、どこかから歩いて行けるような距離ではない。) メトロに何回も乗ることになります。 一方で、入場に金を取られるのは、『リヨン現代美術館』だけです。 ということは、『リヨン・シティー・カード』の「1日券」を買っても元は取れません。 それで、3回乗れば元が取れる「メトロの1日乗り放題券」を買うことにしました。 (・・・つまり、きのうでも3回乗ったので、「1日券」を買っておけばよかったわけです。) ホテルを出ると、雨がやんでいました! しかも、こちらへ来て、初めて「寒くない」と感じました。 日本にいたときと同じくらいの気温です。 「最終日にようやくいい天気になったか・・・」(^-^;) ホテルの目の前にあるトラムの駅(停留所?)に行きます。 ホテルから10秒です。 自動券売機で、まず、目的の切符をタッチパネルで選んでいきます。 (くるくると回転する棒があって、画面を操作しながら、それを回して、適当なところで止まったら画面をタッチするようになっています。) そして、金を入れたら、切符が出てきました。 「どこで改札するんだろう・・・?」 ちょうどそのとき、女の人が来たので聞いてみると、電車の中に改札機があると教えてくれました。 しばらく待って、‘反対側’の電車がやってきました。 ふと行き先を見ると、私が行こうとしている方です・・・。 さっきの女の人に急いで「これ、『パール・ディユー』へ行きますか?」 と聞いたら、「そうよ!」と答えてくれました。 ・・・電車の来る方向までわかってない私。。。(^-^;) ひとこと言い訳をしておく(^-^;)と、メトロは左側通行なんです。 で、てっきりトラムも同じだと思い込んでいたのですが、トラムは右側通行なんです。 道路を走る車がそうだからですね。 ほんの1駅乗って、次の『パール・ディユー』で降りて、メトロに乗り換えます。 そして、ヴィユー・リヨン駅で降り、メトロの別線扱いのケーブルカーに乗ります。 ここで、メトロ職員(?)が検札をしていました。 乗ったケーブルカーです。 右上に向かって登って行きます。 数分で頂上の『フルヴィエール』駅に着きました。 地上に出ると、目の前にいきなり『ノートルダム・ド・フルヴィエール寺院』がそびえ立っていました。 中に入ってみます。 ステンドグラスが見事でした。 寺院の横にはタワーがあるのですが、冬場は営業していません・・・。 反対側に回ると、街が一望できる展望台のようになっていることころがあります。 そこから街の様子を撮影してみました。 上のほうの写真のほぼ中央に鉛筆のような形の高い建物が見えますが、これが私の宿泊しているホテルです。(しかも、最上階!) 下のほうの写真は、このあと散策する「旧市街」です。 古い建物が当時のままの状態で残っています。 30分ほど寺院とその周りを見学して、その後、すぐ前にあった土産物屋に入りました。 結構広く、絵葉書や小物が充実しています。 絵葉書を何枚か選んで、店の奥にあった「磔刑のキリスト像」がほしくなりました。(^-^;) 材質や色も、また大きさも実にいろいろで、迷ったのですが、うちに貼り付けのキリストの大きい像があっても意味がない(^-^;)し、それにすごく高い(大きめのものは5000円以上する)ので、小さいほうから2番めの木製のにしました。 それでも、6ユーロ(約960円)・・・。 そして、レジの横に、私がきのうのリヨン美術館で買った、「リヨン市案内のDVD」が3ユーロ近く安く売っているのを見つけて、撃沈・・・。(^-^;) 土産物屋を出て、次は、『古代ローマ劇場』に行きます。 地図を見るとすぐ近くのようですが、方向がわからなかったので、歩いてきた男の人に聞きました。 「あの角のすぐ横だよ」と言われて歩いて行くと、本当にすぐ近くでした。 ガイドブックには、今でもときどきオペラを上演すると書いてありますが、完全に廃墟という感じです。 私が来たルートだと、いちばん上に着くので、上から下に下りて行きました。 上の写真は上から見下ろしたところ、下の写真はいちばん下から見上げたところです。 そのずっと奥へ行くと、小型の劇場(跡)もありました。 ガイドブックには『オデオン』と書いてあります。 『オデオン』からちょうど『ノートルダム・ド・フルヴィエール寺院』の横の姿が見えました。 これらの劇場(跡)は、あとに書いてあるケーブルカーの別線の途中駅であるミニーム駅のほうが近いです。 従って、『フルヴィエール』駅で降りて寺院と劇場を見学し、ミニーム駅からケーブルカーに乗って丘を下りると、両方のケーブルカーに乗れます。(^-^;) 私はこのときこの方法は知らなかった(気が付かなかった)ので、もと来た道を戻って、『フルヴィエール』駅から下りました。 次は丘のふもとにある『サン・ジャン大司教教会』に行きます。 ・・・ところが、間違えて、『ベルクール』駅まで行ってしまいました。(^-^;)←最後まで地図が一度では理解できないやつ しかたなく、再びメトロに乗って、さっき通り過ぎた『ヴィユー・リヨン』駅に戻ります。 『サン・ジャン大司教教会』はこれもまた目の前にありました。 入ろうと思って入り口のほうに行きますが、ものすごい人がいっせいに出てきます・・・。 ドアに貼ってある紙を見ると、「12時から2時まで昼休み」・・・。 今回の旅行、どうも訪れるところとタイミングが合いません。_| ̄|○ 「まあ、是が非でも見たいわけではないし、同じような教会・寺院はもう見たし、いいや・・・」と思って、旧市街を散策することにしました。 ところが、ここでまたボケていて、実はメトロに乗って『ベルクール』駅に行ってしまったんです・・・。(^-^;) そこで考えて、ベルクール広場の片隅にあるらしい「サン・テグジュペリ」のモニュメントを見てみることにしました。 丘に向かって左奥の隅にあるはずなのですが、見当たりません。 しかたなく通りかかった家族連れに聞いたら、「あっちよ!」と教えてくれたので、言われたほうに行ってみるのですが、それでもありません・・・。 さらにその辺で別の人に聞いたら、「あれだよ。小さいんだよ」と言われて指差したほうを見ると、確かにありました。 公園の中ではなく、道路を隔てて外の歩道にありました。 ・・・小さい。。。(^-^;) 『星の王子様(Le Petit Prince)』『夜間飛行(Vol de Nuit)』などの代表作があり、かつては「50フラン紙幣」に肖像も採用された小説家のふるさとのモニュメントとしては、これではちょっと寂しいなぁ。。。 ところで、この「50フラン紙幣」、最初に発行されたとき、サン・テグジュぺリの綴りが間違っていたとのことで、あわてて回収したそうです。フランスらしい・・・?(笑) それを持っていたら、すごいプレミアムものだろうなぁ・・・。 ちょうど私が撮影しようとしたときに、白人の男の人も同じタイミングになって、お互いに気を使いながら、写真を撮ったり、碑に何と彫ってあるのか読んだりしました。 何度かことばを交わしたのですが、その人はフランス語圏の人ではなかったようで、お互いに相手のフランス語に‘苦労’しました。(笑) ついでに、公園の中央から、先ほど登った丘を撮影。 無事、サン・テグジュぺリの像の撮影も終わって、再びヴィユー・リヨン駅に戻って、旧市街を散策します。 斜め方向に1kmちょっと歩けば、メトロの別線の駅に行けるようだったので、そうすることにしました。 旧市街地には、建物と建物の間を「トラブール」という抜け道のような‘通路’があって、地元の人は今でもそれを利用しているそうですが、観光客には開放していないのか、見つけられませんでした。 でも、逆に観光客用に古いアパートの中庭と上の階へ行く螺旋階段は見られるようにところどころから入れるようになっていました。 (階段を上るのは遠慮しておきました。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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