|
カテゴリ:息子の話
今日13日は我が息子、ケンケンの五回目の誕生日です。
朝起きて見るケンケンは、寝癖で立った髪の毛と寝ぼけた顔は、昨日までのケンケンと同じでした。 今日から五歳か~ 四歳時の目標であるオムツは取れたので、ささやかな目標は達成したが、今年は何にを目標にしようかな^^)V 五年前の今日、午後五時頃産まれて来ました。 看護師さんに「お父さんどうぞ」呼ばれて産質に入ると、初対面のケンケンをダッコさせてもらいました。 よく産まれると産声を上げますが、ケンケンは産声がよく聞こえませんでした。 小さな小さな泣き声が、かすかに聞こえただけです。 感動の初対面を終えると、院長に「お父さんこちらの部屋に来てください」と促されました。 院長室に入り先生が私に言った言葉は、「お子さんは先天性の障害を持って産まれて来た可能が高いので、少し覚悟して下さい。・・・」 今はもうその後の記憶は、断片的にしか覚えていないが、「息子さんはダウン症だと思います、病院を紹介するので、退院したら直ぐに診察を受けに行って下さい。」 強く印象に残っているのは、「なんだか機械的に感情なく話す先生だな」でした。 そして、ダウン症てどんな病気ですか?と聞くと、染色体異常で~平均寿命は20歳以下です。 20歳まで生きない? たった今産まれてきた、あの小さい赤ちゃんが? 正直ショックでした。 産室に戻って、生まれたての赤ちゃんを抱きしめて、一緒に窓から飛び降りて自殺しちゃおうと真剣に思った位でした。 院長室から出ると、私の母が心配そうな顔して「何かあったの?」と聞いてきたので、「何でもないよ。少し未熟児だから産声が小さかったんだって。」と、とっさに言い訳した記憶が蘇ります。 ダウン症? 私は知識も聞いたこともなかったので、家に帰りネットで詳しく知りたいと同時に、もの凄い恐怖感に襲われました。 院長先生には、産後の妻には心配掛けたくないから、内緒でと御願いしました。 その後何も知らない妻の顔を見ながら、必死に涙をこらえていた記憶があります。 あれから5年、いまだにヨチヨチ歩きのケンケンですが、確かに1825日生きてきて、我が家に楽しい思いでを与えてくれている、そんな息子です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[息子の話] カテゴリの最新記事
|