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カテゴリ:読書日記
捕物帖ではなくて捕物余話というところに深く納得。 事件の解決ではなくて その事件にまつわる人間模様というか、人の心や定めに心打たれる話ばかり。 どの話も読んだ後、ぐっとくるものがあって、ほろっとさせられます。 廻り髪結いの伊三次と芸者のお文、二人の恋を軸に話が進みます。 危機を乗り越え、一緒になり やがて子供も生まれ家族となって行く二人。 そんな二人をあたたかく見守る周りの人たち。 一話読みきりで連作シリーズなので 読みやすいと思います。 時代小説はちょっと・・・って敬遠しがちな人に おすすめします。 芸者でいたら世話をしてくれる旦那もいて もっと楽に暮らせただろうお文。 そんなお文が 「わっちは・・・」 っていうのがたまらなく好きになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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