今年の夏は、めちゃくちゃ暑い。
秋とは思えないぐらい暑い。
暑いところはいろいろ行ったが、一番暑いところの一つが、鳥取砂丘。
日本最大の砂丘だ。
行ったのは、2010年の夏だったが、とにかく暑かった。
鳥取市から日本海方面へ少し走ると、国道9号線沿いに左に林、右にドライブインの並びがみえてくる。なぜか、道路の上を砂丘へ行くリフト。遠くに駐車場。
駐車場へ停めて、小高い丘の階段を上る。
日本最大の鳥取砂丘である。
南北2.4km、東西16km、最高起伏47m、横に細長い大砂丘だ。
現在地は、赤点で、ちょうど東端にあたる。
階段を上ると、やっと砂丘がみえてくる。
既に、40度近い天気で、照り返しもきつく、日陰もないので、焼け付くように暑い。
とにかく、広い。
遠くまで、砂丘が広がっている。
日本で砂地というと、海水浴場の砂浜を思い出すが、海ははるかかなたで、遠くに山や林が見えないところだと、砂漠といってもいい。
砂丘の端っこにあたるのだが、それでも海まで800mぐらいある。
遠くの人が、点にも見えない。
すぐ左に、らくだを発見。
らくだに乗って撮影500円、一人乗り遊覧1800円、二人乗り遊覧3000円。
実は、二人で乗ることを楽しみにしてきたのだが、あまりの暑さに連れは少しみてドライブインへ逃亡してしまった。
しかたがないので、一人、てくてくと歩く。
ビーチサンダルを準備してきたが、砂の熱さが伝わってくる。砂地に足もとられる。
やっと中間点へ。
いやあ、だだっ広い。
目の前に、第二砂丘列の丘がみえる。
振り返ると、スタート地点が点になっている。
もう360度、砂丘の中。
誰もいなかったら、灼熱の砂漠の中で遭難してしまいそうだ。
動画で。
既にへろへろで、パンが速すぎ。スミマセン。
砂漠で倒れる人の気持ちが分かる。
ここからが正念場。
第二砂丘列は結構な高低差があって、砂に足をとられるので、結構きつい。
よく、みんな登るものだ。
でも、そこに山があるから。
あまり登る人がいないからか、砂の模様もきれいだ。
やっと頂上へ。
たぶん一番高いところだから47mか。
西に、広大な砂丘がのびる。
海岸線だけをみると、砂浜にみえなくもないが、丘をはさんで更に莫大な面積があり、さすが日本一の砂丘だ。
よくみると、砂の色も微妙に違う。
東の方にもまだまだ、続く。
海も山も空も砂も全部キレイ。
海をみる。
エメラルドブルー。
日本でも屈指のきれいさ。
だって、誰も行けないから。
砂丘を降りれば、砂浜に辿り着くが、その後の帰り道を考えると、誰も行く人はいない。
再び、砂丘の方をみると、天気もいいし、最高の景色。
死ぬほど暑いが。
ここまでで早足10分ぐらいなのだが、体感温度は50度近いところだから。
早々に戻ることにする。
ああ、出発点が遠い。
途中、砂丘列をくだったところに、ちょっとだけ緑が。
オアシス。
誰か降りている人がいたが、暑いし喉も渇いたし、疲れたし、本当の砂漠ならオアシスへ駆け込むことだろう。
あとは、なんとか、戻って連れと合流。
鳥取砂丘。
日本最大の砂丘は、やっぱり広くて、砂漠のようで、砂と景色がきれいで、そしてめちゃくちゃ暑かった。
夏は避けるのが無難だが、砂丘だから夏の暑さの方が雰囲気があるし、水分補給と日射対策と履き物を準備して、頑張ってチャレンジしたい。
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とっとり砂丘王国