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2024.02.21
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文部科学省と北海道教育委員会共催の「共に学び、生きる共生社会コンファレンスin北海道」が23日、「「北海道における障害者の生涯学習 ~過去・現在・未来~」をテーマに札幌生涯学習センター「ちえりあ」で開催された。ユーチューブの生配信には約50人の視聴者がいた。北海道で文科省の委託研究事業の実施してきた医療法人稲生会の「未来つくり大学」をはじめ、各所で展開されてきた当事者視点によるコミュニティの取り組みが報告されたが、それらすべてが明確な意思を持つ行動と実績に裏付けられ、すべての報告は「どのような場づくりが必要か」の一貫した課題意識に貫かれた印象だ。報告とシンポジウム、実演のコーナーもすべて官製の動きよりも任意の活動に支えられ、北海道の障がい者の生涯学習は発展していく素地を示したといえそうだ。

 

冒頭、北海道教育委員会は障がい者の学ぶ場が現状「保証されていない」と強調、「われわれが生きていく上で欠かすことのない活動」との認識の上で地域の理解を求めた。北海道教育庁では本年度事業として「地域の様々な立場の人が連携・協力して行うモデル事業」「地域の理解を促すためのキャラバン隊」「学びの支援を行う人材を育成する入門講座」の3つを実施。真狩村でのモデル事業は「わがまち食材をゲット&イート」と題して、ミミニ研究会、収穫体験、調理活動、スイーツ試食会、座談会が当事者と地域のJAの方々らが参加。普段は障がい者との交流がない「JAの方との交流が印象的だった」という。キャラバン隊は道内5か所で実施。今後も育成、連携、スタートアップ、理解促進の継続を確認した。

 

トークセッション「北海道における障害者の生涯学習推進 ~過去・現在・未来~」は、コーディネーターのNPO法人コミュニティワーク研究実践センター理事の宮崎隆志さんが、「『共に学び、生きる共生社会』というコミュニティを地域社会の中に多様に生み出し、またそのコミュニティを広げていくために必要になる『仕掛け』や『仕組み』 について考えたい」とし、これまでのコンファレンスや北海道での実践を通じての知見をもとに、キーワードとなる「プラットフォーム」の機能を明らかにしよう、との考えを提示。登壇した稲生会理事長の土畠智幸さん、北海道教育庁生涯学習推進局社会教育課ネイパル砂川の尾山清龍さんがそれぞれの実践を報告した上で、機能に関する議論が展開された。

 

土畠さんは、プラットフォームには「個別ではなく」、しかけ、しくみ、基盤というイメージ、との認識を示し、2019年度から始まったコンファレンスを開催した立場から「コミュニティ」の議論の変遷を紹介。さらに「未来つくり大学」の取り組みもプラットフォームのひとつと位置付けた。そのうえで未来つくり大学のアイヌ文化を知るバスツアーの模様を報告。米国からの参加者や重度障がい者らが「普通に」参加している実態を示した。土畠さんは昨今語られる障がい者の生涯学習の多様なあり方を支えるものとしてのプラットフォームの位置づけを整理した。ネイパルは道内6か所あり、「集団での宿泊活動や自然体験、生活・文化体験などを通して、青少年をはじめ、様々な年代の方の 体験を通した学びを支援する施設」という。今年度は「レッツトライパラスポ」として、ボッチャやカーリングなど障がい者が楽しめるスポーツを体験するプログラムを12日で開催し20名(保護者3名)が参加したことを報告。尾山さんは「障害有無にかかわらず満足度高かった。楽しく交流ができた」ことで、今後も「対応可能な限り」障害者の生涯学習に取り組んでいく方針を明らかにした。

 

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執筆者紹介 引地達也(ひきちたつや)仙台市出身。みんなの大学校学長、博士(新聞学)、一般社団法人みんなの大学校代表理事、一般財団法人発達支援研究所客員研究員。

 

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(毎週水曜日発行)ジャーナリスティックなやさしい未来

発行:引地達也






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Last updated  2024.02.21 00:16:31
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