先輩ノ訃報ニ接シ
もう10年近く経つのだろうか、先輩がうちの会社を辞め、転職して行ったのは。転職された後も幾度か飲みに行ったり、時々メールのやり取りをしていたけれど、私が病気になってからは少し疎遠になってしまい、ここ数年は新年のあけおめメールを交わす程度となっていた。今年の年初はそのメールも来ず、私から送る事もせず、やり過ごしてしまっていた。「どーしてるかなぁ」と時折思っていた中、先日その先輩の近況が耳に入って来た。胃癌に罹り、余命1ヶ月と。同病はどうしても衝撃をより大きく感じてしまいます。それから1月経たずして、訃報が伝わって来た。9歳年下の奥さんと結婚し、4人のお子さんに恵まれ、一番下の子はまだ1歳になるかならないかという。奥さんと共に子供達のこれからの成長を見守っていく幸福を許さないんだもんなぁ・・・まだ若い奥さんやまだ幼い子供達と、別れを強いるんだもんなぁ・・・片やパートナーもおらず、養う子供もおらず、悲しむとしたら家族・親戚程度であろう私が、こうして今を生かされている。神様が人の寿命を決めているのだとしたら、一体どういう判断基準で決めてるんだろか?先輩に安らかな眠りを・・・合掌。