笠置山・・・ピラミッド石、ヒカリゴケなど見どころいっぱい
16日(日)笠置山は今回で6回目です。初めて登ったのが1996年2回目は2002年そしてそれから20年間登らなくて3回目は2022年、4回目は2023年7月、5回目2023年9月20年ぶりに登った2002年は笠置山の違った面を見つけて翌年の2023年は2回も登ったのです。その時に、ピラミッド石の存在を知って次はその石を探そうと思っていたのです。林道を車で走っていると左に標識が・・・NO.6の看板ピラミッド石が植林の中に線刻のピラミッド型の石にしめ縄の跡しめ縄が途中で切れていますがはっきりとした線刻が見られます。今まで何度もこの林道を走っていますが、こんな形の石に気が付きませんでした。今回は看板を見落とさないようそして先ほどの石から車で5分くらい山に登ったらこの石こそピラミッド石ですねササユリとピラミッド石ササユリ近づいたら2m以上あります。ペトログラフ散策道という看板に魅かれて歩き出したら盃状穴があるピラミッド石私が指さしています。盃状穴と線刻よく見ると頂点から同心円に二本の線刻があります。古代人の岩に刻まれた文様をペトログラフというそうですが雨乞いの祈りや願いを込めた岩が笠置山ではたくさん発見されたそうです。蒸し暑い中を、階段を230mほど登って巨大な岩が8個つながったように点在するところ盃状穴と線刻が見られます。ほぼ一列に4個下半分にも、ほぼ4個の巨岩サンキラの実ピラミッド岩の点在を示す看板望郷の里キャンプ場ここから笠置山に向かいます。左側の林道を歩いて途中で見行山を左に見つけて林道沿いにはタニウツギ上の駐車場の近くから、山に入ります。今回はタル岩には行かず、右への看板に従って苔むした巨岩がゴロゴロもののけ姫の世界です。岩に刻まれた「界」の文字鈴鹿にもありました。くぐり岩狭くて通りにくいのでこれ以上太ると通れません。くぐり岩を通り抜けたら目の前の上に小屋が見えます。崖に上手く小屋が作られています。小屋の向こうに展望台巨岩の上に作られた展望台今日は雲が多くて、あまり展望が良くないけど見行山(左)が良く見えます。目の前に中野方ダム小屋でお昼ご飯です。展望台の上は陰が無く暑いけどここは爽やかな風が気持ち良い日陰です。ゆっくり小一時間お昼ご飯休憩して再び登り始めたら、「亀天水」の岩場どこが亀??相棒曰く、上の石は亀のお尻で亀がむこう向いていると・・・あまりよくわかりません。(泣)ツクバネソウ樹齢150年の大ヤマザクラ山頂直下の展望台去年より老朽化が進んでいます。階段が朽ちて来年は登れないかも・・・ビビりながら登ったけれど雲が多く、目の前の木も大きくなり天望がありません。山頂の笠置神社奥社のお社が見えてきました。笠置山山頂(1128m)二等三角点があります。山頂の笠置神社奥社のお社は保護のため屋根に、さらに屋根が掛けられています。山頂の笠置神社の境内の神社の謂れヒカリゴケを見に行きましょう盃状穴がたくさんあけられています。巨岩がいっぱいどんどん下ります。梯子を登って巨岩の割れ目に登ったぞ~~ヒカリゴケ去年よりきれいです。あまりたくさんではありませんがきれいに光っています。KIKIが覗き込んでいる巨岩の割れ目にかろうじて生えています。初めて見た時より小さくなっているのでこの先大丈夫かなと心配になる天然記念物です。私がみていたところじゃない所にヒカリゴケ発見どうぞ増えてくださいね、と祈らずにはいられません。自然の力はすごいですね。ここの環境がヒカリゴケには生きられるのですね。帰りは神社からまっすぐの尾根道を下ります。この道が大好きです。タツナミソウタツナミソウの群生これほどの群生はなかなか見たことがありません。ヤマツツジ物見岩真正面に見える恵那山は雲の中です。林道をトコトコ歩いていると、道の両脇はコアジサイが満開私はアジサイが好き、6月生まれだからかな・・・笠置山は初めて登った時はそれほど感動しませんでしたが最近は登るたびに新たに発見することが多く登る山としてだけではなく、古代人の祈りの場としての岩に刻まれた文様を探してロマンを感じ天然記念物のヒカリゴケを見るために、岩場を下ったり登ったり。色々な顔を持つ山の色々な面を楽しむことを知って登山だけじゃない楽しみを知りました。