１円で株式会社が作れるって知ってます？
最低資本金制度の撤廃の話｡最低資本金制度は平成２年の商法改正で導入されました｡株式会社1000万円｡有限会社は300万円｡ところが今回の新会社法では､この最低資本金制度を廃止したのです｡「せっかく1000万円も調達して無理して株式会社を作ったのに」と思っている社長さんも多いのでは？■資本金は１円でもＯＫ最低資本金制度が撤廃されるということは１円の資本金で株式会社が作れる｡資本金１円で年商数千万､数億といった会社が生まれる｡理論的にはそういうこと｡■１円会社が経営破たんした時どうなる？資本金1000万円なら､会社が経営破たんしたら1000万円が債権者への弁済の担保となります｡しかし､現実的には､経営不振で破綻した企業を見ると資本金を大きく割り込んでいる場合が多いので(いわゆる債務超過っていう状態)資本金が1000万円でも1円でも､債権者保護の見地で見ると､あまり変わりはないケースも出てきます｡■だから１円会社を認めたわけではない｡起業しやすいという点で言えば､最低資本金制度撤廃はグッドニュースです｡新規起業が経済の活性化にもつながります｡しかし､喜んでいるだけでは済まされませんよ｡■長いので途中休憩→人気blogランキングを上げるためには ■財務内容の透明性や努力が求められる｡新会社法後に何が変わるか｡理論的には､先ずは会社の財務内容の公開性や透明性が求められる社会に変わります｡今までは資本金の大きさで､社会的信用度の高さを測ってきた部分が強かった｡しかし今後は資本金の大きさは､参考にはなるが会社の評価は別の所に移るでしょう｡財務体質の健全性へどれだけ努力されているか｡例えば､節税目的で社長が過大な給料を取ったり､経費を水増し｡税金の軽減ばかりやっていた企業は､内部留保が進んでいません｡小さくてもコツコツ､税金を払いながら内部留保を進めてきた会社が評価されるようになります｡また､財務体質が脆弱であっても､その内容を例えばホームページ等で公開しているような企業が評価されるようになります｡何も情報がない小さな会社と､財務内容がまだ脆弱で課題は多いけど､その程度が公開されている企業｡後者の方が､断然信用力を持つように変わります｡■財務内容を公開する緊張感が会社を育てます｡社長が､自分の会社の財務内容をきちんと理解すること｡課題が何か分かっていて､懸命に努力すること｡目標がない会社は従業員もだらだらしています｡社長が何をしたいのか､従業員と共有できている会社は見ていて､動きが全然違う｡見れば直ぐ分かる｡緊張感があって､活気があります｡■これから､株式会社の設立ラッシュです｡皆さんも起業してみませんか？■やらせのポチでもいいの｡あなたのお気持ちで→人気blogランキングへ
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