|
カテゴリ:その他日本企業
自然エネルギー関連の事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)は、自社開発により「二刀流システム」(特許出願中)で縦桟横桟の組み替えを可能にしたほか、施工自在性と低コストを実現した地上設置用太陽電池モジュール取付架台「武蔵」の販売を開始した。
「武蔵」は、これまでの100MWを超える太陽光発電所の施工経験により蓄積した施工現場のニーズを基に、品質と施工性を極限まで追求して独自開発した新型架台で、自社技術の粋を集め、試験を繰り返して完成した地上設置に最適な架台。「武蔵」の製造は、ISOに基づく工場監査を行い、一定の基準をクリアしたサプライヤーを厳選して委託する。 「武蔵」の最も大きな特徴は、「二刀流システム」(特許出願番号:PCT/JP2014/51324)。独自のコンポーネント採用により、架台支柱の向きを90度変えて使用することで、モジュールの「横置き」「縦置き」いずれの設計にも対応可能で、取り付け作業を素早く効率的に行うことができる、同社唯一のシステム。 また、架台支柱は地質や傾斜など様々な条件により、高さ(打ち止まり)、ねじれ(水平方向の回転)、倒れ(東西南北への傾き)といった施工誤差が生じる。「武蔵」は、架台支柱およびコネクタ部に複数の調整機構を装備し、施工誤差を吸収した柔軟な施工が可能で、作業の手戻りによるロスを低減、施工速度が向上し工期短縮を実現することができる。 なお、大規模太陽光発電所の普及で国内では平坦な用地が少なくなり、ゴルフ場や山間部といった斜面への設置が多くなっており、この傾向は今後ますます顕著となり、傾斜地設置時の施工性が大きな課題。これを解決したのも「武蔵」の大きな特徴の一つで、コネクタ部のピン構造を利用し、東西方向に傾斜があっても南向き設置が可能。 その他日本企業の関連記事 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.28 14:47:43
コメント(0) | コメントを書く
[その他日本企業] カテゴリの最新記事
|