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テーマ:ニュース(99708)
カテゴリ:パナソニック
パナソニックは、パナソニックエコテクノロジーセンター(PETEC)で発電容量50 kWの太陽光発電システムを導入したほか、全調達電力を100 %再生可能エネルギー由来電力へ切り替え、パナソニックエナジーベルギー(PECBE)で発電容量2 MWの風力発電システムを導入したほか、全調達電力を100 %再生可能エネルギー由来電力へ切り替えることにより、2019年1月に同社初のCO2ゼロ工場を実現した。 同社は、環境経営における長期ビジョン「パナソニック環境ビジョン2050」を2017年6月に策定し、2050年に向けた環境経営の目指す方向を明確に定めて活動を推進している。その活動の一つ、持続可能な社会を目指した事業推進の位置付けとして、工場の操業においてCO2を排出しない「CO2ゼロの工場づくり」をグローバルで目指して取り組んでいる。 その取り組みの中で、パナソニックグループの家電リサイクル工場であるPETECと、乾電池工場であるPECBEで、再生可能エネルギー発電設備の導入や、再生可能エネルギー由来電力の調達、さらに化石燃料由来CO2の排出をオフセットするクレジットの活用などにより、CO2ゼロ工場を日欧2工場で実現した。 PETECは、2009年に太陽光発電システムを導入し、2019年中に624 kWへ増設を予定しており、調達電力を関西電力「水力ECOプラン」と、非化石証書を活用したほか、化石燃料由来CO2の排出をオフセットするJ-クレジットを活用している。今後は、省エネルギーの取り組み強化、地中熱など再生可能エネルギーの活用や、化石燃料より排出されるCO2を吸収し分離・活用する技術の導入など、自社開発技術を活用した施策も推進する。 PECBEは、工場敷地内に2016年に風力発電システムを導入したほか、化石燃料使用ボイラーを省エネタイプに切り替え、使用時の化石燃料由来CO2の排出をオフセットするクレジットを活用した。その他、より環境に配慮した工場を目指し、照明のLED化、電気自動車を社用車として採用、廃木材の工場内飲食スペース壁面への活用など、様々な活動に取り組んでいる。 同社は、これらの工場をCO2ゼロ工場の先行モデル工場とし、培った取り組みを今後は順次グローバルの工場に展開することで、「環境ビジョン2050」が目指す、持続可能な社会を目指したCO2を排出しないモノづくりを着実に推進する。
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Last updated
2019.03.01 18:41:56
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