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テーマ:ニュース(99709)
カテゴリ:パナソニック
パナソニックは、中国の福建省泉州市に本社を置く太陽電池メーカーのGS-Solar(China) Company Ltd.(钧石(中国)能源有限公司:GSソーラー)と、太陽電池事業で協業することで合意した。パナソニックはソーラー事業の子会社であるパナソニック エナジー マレーシア(マレーシア工場)を譲渡するとともに、太陽電池の研究開発機能を分離して新会社(出資比率:GSソーラー90%、パナソニック10% )を設立し、GSソーラーと共同で出資、運営する。 パナソニックが生産している太陽電池モジュールHIT用セルは、アモルファスと単結晶のシリコン太陽電池を組み合わせた独自のヘテロ接合型太陽電池で、高い変換効率、温度上昇による性能低下が少ない優れた高温特性、両面発電などの特長がある。GSソーラーは、ヘテロ接合型太陽電池の研究・開発・生産を行い、高い研究成果を生み出しているメーカー。 両社は、今後グローバルに成長が期待される太陽電池業界で、協業により互いの技術や生産ノウハウを有効活用し、付加価値の高い製品を開発することで、ヘテロ接合型太陽電池の更なる発展が可能になると判断し、合意した。 マレーシア工場(ケダ州クリム ハイテクパーク工業団地)は、2011年12月に設立され、太陽電池モジュールHITおよび関連部品の生産を手掛け、シリコンウエハからセル、モジュールの一貫生産を行っている。 今回の合意で、パナソニックは、ソーラー事業の開発・生産体制を最適化するとともに、マレーシア工場で生産している太陽電池モジュールをこれからも調達・販売する。これにより、創出した成長リソースで、HEMS、太陽電池モジュール、蓄電池、エコキュート、EV充電などを組み合わせたエネルギーソリューション事業へと転換。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の拡大、ポストFIT時代に適した電力マネージメント、自然災害に対する非常用電源普及に努める。また、新会社は、ヘテロ接合技術をさらに進化・発展させることで、太陽電池の競争力を強化する。なお、日本や米国のパナソニックのソーラー生産拠点は継続していく。
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Last updated
2019.05.09 16:37:13
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