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テーマ:ニュース(99441)
カテゴリ:京セラ
京セラは、デジタルグリッドと来年1月から京セラ横浜中山事業所で、相対(P2P)による再生可能エネルギーの電力取引に関する実証実験を開始する。実証実験は、再生可能エネルギーのP2P電力取引を活用し、RE100を実現する仕組みを構築するとともに、実証実験の成果を横展開することにより、京セラグループ長期環境目標を達成するのが目的。 気候変動問題が社会課題となり、SDGsの取り組みや地球環境保全のため、再生可能エネルギーの普及拡大が求められている。企業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを掲げた企業が加盟する、国際イニシアチブ「RE100」に参加する企業や団体も年々増加している。 こうした中、企業活動に十分な量の再生可能エネルギーを効率的に調達することが、「RE100」を実現するための課題。また、政府は温暖化ガスの排出量を2050年に実質ゼロにする目標を掲げており、再生可能エネルギーを活用した事業運営はますます重要となる。 今回、両社は共同で、高品質・高信頼性の京セラ製太陽電池と、デジタルグリッドが国内初の民間電力取引所として運用を開始したP2P需給調整プラットフォーム「デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)」を活用し、これからの再生可能エネルギーの活用方法や電力サービス構築を検証する。 また、京セラグループは温室効果ガス排出量(Scope1,2)2030年度30%削減(2013年度比)を目標としており、その達成のための重点施策の一つとして進める。 実証実験は、京セラ社員宅の家庭用卒FITの余剰電力と、新規で建設する京セラ非FIT太陽光発電所(千葉県旭市)の電力をDGPで需給調整して、京セラ横浜中山事業所に供給する。また、同事業所に既設のオンサイト非FIT太陽光発電所の電力も使用する。 これらの電力で補いきれない場合は、日本卸電力取引所(JEPX)から購入した電力に、京セラ所有の既設FIT太陽光発電所のトラッキング付非化石証書を付与して事業所に供給。実証実験により、京セラ横浜中山事業所は消費する電力の全てを太陽光由来の電力で賄う。 京セラとデジタルグリッドは、本実証実験を通じて、P2Pでの電力取引サービスの有効性を検証し、RE100の実現やさらなる再生可能エネルギーの活用方法など、将来の電力サービス事業への可能性を確認する。なお、DGPには運用開始以降20社以上が参画しているが、非FIT再生可能エネルギーの取引は今回が第1号案件。
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Last updated
2020.12.11 12:59:35
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