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テーマ:ニュース(99656)
カテゴリ:政府・自治体・関連機関
電気通信大学は、硫化鉛を用いた量子ドット太陽電池を開発し、界面を制御することで硫化鉛量子ドット太陽電池として世界最高性能となる15.45%のエネルギー変換効率を達成した。次世代太陽電池の一つの候補である量子ドット太陽電池の変換効率を向上する際のボトルネックは、界面における欠陥と光励起キャリア(電子と正孔)抽出の不均衡による無輻射再結合であることが分かっている。 今回の研究では、硫化鉛量子ドット太陽電池の3つの界面のパッシベーション方法を開発し、その相乗効果により無輻射再結合による損失を低減し、さらに光励起電荷キャリア抽出のバランスを改善できることを示した。これにより、世界最高性能の硫化鉛量子ドット太陽電池が実現できた。 今回提案した3つの界面のパッシベーション方法は、量子ドット太陽電池の変換効率を向上させるだけでなく、他のヘテロ接合太陽電池や発光ダイオード(LED)にも応用可能で、今後、高性能な光電変換デバイスへの展開が期待される。
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Last updated
2022.10.20 09:08:35
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