カナディアンソーラー、上半期出荷量3,718MWと前年同期比20.9%増
カナディアンソーラー(阿特斯陽光)は、2019年第2四半期の太陽電池モジュール出荷量が自社の太陽光発電プロジェクトに出荷された65MWを含む2,143MWで、当初見込みの1.95~2.05GWを上回り、前期の1,575MWに比べて36.1%増加、前年同期の1,700MWに比べて26.1%増加した。これにより、上半期のモジュール出荷量は3,718MWで、前年同期の3,074MWに比べて20.9%増加した。 第2四半期の売上高ベースのモジュール出荷量は、合計2,376MWで2019年第1四半期の1,423MWに比べて67.0%増加し、2018年第2四半期の1,454MWに比べて63.4%増加した。 同社は、第3四半期に自社プロジェクト向けの約160MWを含めたモジュール総出荷を2.2~2.3GWと予想しており、2019年通年出荷量は従来の7.4~7.8GWの見込みから8.4~8.5GWに上方修正した。 また、同社は市場拡大に対応した製造能力拡張計画をすすめており、太陽電池セルで2018年末の6,300MWから本年上半期に7,800MWに拡大し、モジュールは2018年末の8,880MWから上半期に9,400MWに増強した。さらに、本年末にはセル生産能力を9,300MW、モジュールは12,220MWに引き上げる計画。 同社の2019年第2四半期売上高は、モジュール出荷の増加と太陽光発電所の販売拡大により、10億3,630万ドルと前期の4億8,470万ドルに比べて113.8%増加、前年同期の6億5,060万ドルに比べて59.3%増加した。もっとも、上半期売上高は15億2,100万ドルで前年同期の20億7,550万ドルに比べて26.7%減少した。 同社は、第3四半期売上高は7億8,000万~8億1,000万ドルを見込み、売上粗利益率は24~26%を予想している。これは、主に日本と米国で売上粗利益率が上昇するプロジェクトのプラスの影響を反映している。また、2019年の年間売上高は35億~38億ドルを予想している。カナディアンソーラー(阿特斯陽光)の基本情報と関連記事