カナディアンソーラー、2013年モジュール出荷1.9MWで23%増加
カナディアンソーラー(阿特斯陽光)は、日本およびカナダ、米国、中国向の旺盛な需要に対応し、2013年の太陽電池モジュール出荷量は1,894MWで2012年の1,543 MWに比べて22.7%増加した。2014年出荷量は、自社プロジェクト向けの400~500MWを含む2.5~2.7 GWで前年比32.0~42.6%と大幅な増加を見込んでいる。また、自社開発プロジェクトは2014年に250MWへの拡大を見込んでいる。同社の2013年売上高は モジュール出荷の拡大を背景に16億5,440万ドルで、2012年の12億9,480万ドルに比べて27.8%増加した。 2014年純売上高は27億~29億ドルを見込んでおり、トータルソリューション事業からの収益が全体の50%程度を占める。 同社の2013年第4四半期モジュール出荷量は621MWで前年同期の404MWに比べて53.7%増加し、前期の478MWに比べて29.9%増加した。2014年第1四半期出荷量は470~490MWを見込んでいる。 2013年第4四半期売上高は5億1,950万ドルで、 前期の4億9,090万ドルに比べて5.8%増加し、前年同期の2億9,480万ドルに比べて76.2%増加した。2014年第1四半期売上高は4.15億~4.3億ドルを見込み、粗利益率は14~16 %を予想している。 2013年第4四半期の地域別売上高は、欧州市場向けが売上高全体の5.5%と前年同期の40.6%から大幅に低下する一方、米国大陸向けが前年同期の20.0%から32.1%へ拡大し、アジアその他向けは同じく39.4%から62.4%へ大幅に増加した。 同社は2014年1月末時点で、合計約1.3MWのユーティリティ規模の太陽光プロジェクト実績を持っていた。これらプロジェクトは、合弁事業による所有だけでなくEPC(設計·調達·建設)サービスを提供するプロジェクト。 同社は、日本でのユーティリティ規模の太陽光発電プロジェクトが、2014年1月末に329 MWに達しており、2014年から2015年の完成に向けて2014年前半に太陽光発電プロジェクト建設を開始する予定。