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2004年10月18日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、今日は日本人会について書いてみたいと思う。
前回書いたのは、2人の幹部・O田とたけしけたに
今後について指示を出したところだった。

そして、彼らに指示を与えることに対して感じる、
私のちょっとした罪悪感みたいなものを書いてみた。

今日はその続き。

ソサエティの最初にして、最も重要なイベント、
新入生の歓迎会の準備を本格化させなければならなかった。

ところが。。。

10月に入ろうとする頃になっても、
歓迎会をやる場所が決まらなかったのだ。

たけしけたから連絡が来たのは9月の最終週の金曜日だった。

「まだ歓迎会の場所が決まってません。
ジャックは出張で機上の人となってしまいました。」

ジャックとは、このHP・メルマガではお馴染みの
うちの学校の国際局の偉いさん。
(私がうちの学校に来た頃は、
まだ下っ端だったが、
いまじゃすっかり偉いさんになってもうた。)

今回は、歓迎会の場所取りを、
そのジャックにお願いすることになっていた。
(いや、元々の私からたけしけたへの指示は、
「ジャックに場所の取り方を聞いてやるように」
だったのだが、いつのまにかジャックにやってもらう
ということにそれが変質していた。)

たけしけたからの連絡のメールを見たときは、

「そうか。。。
10月になるから、もうそろそろ場所が決まらないとなあ。。。」

と漠然と思っただけだったが、
時間が経ってくると、
だんだん嫌な予感がしてきた。

これは自分が動かないといつまでたっても誰も動かんぞ。。。

なんでそう思ったかは
「長年うちの学校にいる勘」なのだが、
とにかくそんな気がしたから、
自分で動き出すことにした。

それと同時に、失敗したかなと思った。

前回書いたように、
日本人会の仕事を他の若手に分けたのは、
いつまでも自分一人でやっているのでは、
組織が出来上がっていかないと思ったからだった。

しかし、仕事を分けるにしても
そのタイミングが早かったかなと思った。
まずは自分で完璧に仕事を理解してから
引き継ぐべきだったかと反省した。

それ以前に、10月の場所取りは、
いろんな会が歓迎会をやるから大変だろうという、
予想ができず、的確な指示ができなかった
私の責任だ。
しまったなあと思った。

まあ、そんな反省も大事ではあるけれど、
何よりもまず歓迎会の場所が取れなければどうしようもない。

まずは自分でジャックにメールを流すことから始めた。
たとえ彼が日本にいるとしても、
彼に依頼したまま事がストップしているのだから、
彼を捕まえることが第一だ。

「日本人会の歓迎会の件、
たけしけたが貴方に依頼した
10月14日か15日では場所が取れなかったと聞いてますが、
その後、彼が別の日で場所取りをお願いしたはず。

その件、どうなってますか?
貴方の部下が手配してくれているのでしょうか?」

すぐジャックから返事が来た。

「ダンに指示している。
彼から連絡があるだろう。」

ダンというのは、ジャックの部下。
そして、ダンからメールが来た。

「10月14日と同じ週の平日は場所が取れない。」

これが先々週の火曜日(10月5日)時点の話。
そこで、翌日の水曜日の午後3時にダンにアポを取って会いに行った。

国際局でダンに会うと、私は彼に、
別の週の平日、それがダメなら土日でもいいと伝え、
10月中には歓迎会をやる必要があるから、
この週末までには場所を決めたいと話した。

ダンは、へらへらした笑顔を浮かべながら、

「やっとくから、何も心配いらないよ。
特に、土曜日は空いてると思うよ。」

と言った。
だが、私はその彼の様子から、

(こりゃ、返事は来ないな。
明日一日待って、金曜日にまた来よう。)

と思った。
私の予想は当たった。

木曜の夜になってメールをチェックしても、
案の定、ダンから何の返事も着ていない。
私は、明日の11時にオフィスにいくからと
彼にメールを入れて、彼を再び訪ねた。

ダンはやっぱりへらへらした笑顔を浮かべながら、

「やっているから。今、返事を待っているんだ。
土曜日は大丈夫だと思うよ。」

私は彼にこう念を押した。

「今日の夕方までに返事を下さい。
場所が取れたでも、取れなかったでもいい。
返事がないと、次のアクションができないのです。」

ダンはへらへらしながら、言った。

「わかった。大丈夫だよ。」

しかし、結果は。。。

金曜の夜。彼からのメールは入っていなかった。
やっぱりなと思った。

典型的な事務処理のブリティッシュ・パターンにはまってしまったと思った。

事務処理のブリティッシュ・パターンとは、
要するに、事務員に何かお願いすると、
「大丈夫よ。やっておくよ。」と笑顔が返ってくる。
しかし、約束した期日が近づいても事務員は何も言ってこないので、
「大丈夫ですか?」と聞くと、
やっぱり「大丈夫よ。」と満面の笑顔が返ってくる。
しかし、期日が来ても何の返事もない。
「どうなってるんだ?」と聞くと、
「今やってるわ」と満面の笑顔が返ってくる。

このように、
依頼→笑顔→依頼→笑顔→依頼→笑顔。。。。。
をぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる、
と堂々巡りするだけで、
いつまでたっても事態は何も進展しないというのを、

「事務処理のブリティッシュ・パターンのドツボにはまる」

と言う。
この笑顔と依頼の間に、

「なにやっとんじゃ、ぼけえ!
はよやらんかい!あほんだら!!」

という恫喝を入れるといいじゃないか
と言う方がいらっしゃるだろうが、
それをやってしまうと、
英国人という人たちはとたんに硬直し、
全ての機能を停止してしまう。

彼らの頭の中では、これまで

「かみぽこ」

という個人として認識していた物体が、とたんに

「東洋人」

という認識に変わり、

「穏やかに会話できない野蛮人のために
仕事はできない」

というふうに判断して全ての機能を停止してしまう。
これはいい悪いではない。
英国人というのはそういう人たちなのだ。

長年の経験でそのことがわかっているだけに、
こちらも穏やかにお願いし続けるしかないのだ。

この堂々巡りを打開する方法は1つだけある。

上司を使うことだ。
金曜日の夜、ジャックにメールを入れた。

「あんたの部下はなんやねん。
何度お願いしても、ちっとも動かへんやないか。

金曜日までに返事する言うたのに、
うんともすんとも言うてきいへん。

ただYES OR NOを確認するのに、
なんで一週間以上かかるんや?

NOならNOでええんや。
それならこっちも動きようがあるから。

YESかNOかすらわからんかったら、
こっちも動かれへんやないか。

これまで、あんたの仕事を何でも手伝ってきたけど、
もう二度と手伝わへんで。」

日本語だとこんな感じになるメールを(笑)
日本にいるジャックに送った。
しっかり、ダンにコピー落として。

まあ、部下の動きが悪いときに、
上司に直訴するのは全世界共通だろうが、
今回の私の直訴は、
物事を論理的に考える英国人には、
ちょっと理解しがたいものだ。

だって、日本人会の歓迎会の場所取りなど、
国際局にとっては仕事ではない。
ただのボランティアであり、
「厚意」でやってくれているだけのことだ。
(上に書いた、私からたけしけたへの
元々の指示を思い出してほしい。)

元々、こちらの最初の動きが悪かったから、
場所取りに難航しているわけでもあるし。。。。

案の上、ジャックの返事はこんな感じだった。

「かみぽこの怒りはよく理解できない。
もう一緒に仕事しないなどと言わず、考え直してほしい。」

まあ、予想された返事だった。
しかし同時に、彼のメールには部下のダンに対して、
場所取りについてしっかりやるよう指示を出したと
書いてあった。

このへんは多分、セオリー通りではなく、
ジャックと私の長年の人間関係がなせる業だったと思う。

普通、今回の私のような理屈の通らない怒りを、
英国人が取り合ってくれることはない。
無視されて終わりだ。

まあ、「理解できない」とは言われたが、
無視はされず、もう一度部下に指示を出してくれたのは、
ジャックも私とは付き合いが長いので、
私の発言の真意と
私の置かれた状況が
わかったからだろうと思う。

それはどういうことかというと、
私の置かれた状況とは、
私の今回のミスの背景には、
元々私が日本人会組織化のために、
部下を教育しようとしてやったことが
裏目に出たということ。

私の怒りは理屈が通らないが、
その怒りの裏にある
私のこれまでの苦労と、今回のSOS信号を
彼が理解してくれたからだろうと思う。

まあ、抗議の理屈が通っているかどうかは別にして、
それによって上司から指示が来たとなると、
部下は目の色を変えて動くというのは、
さほどどこの国でも変わらない。

先週月曜日(11日)になって、
ようやく歓迎会を開催する部屋が決まった。

10月23日(土)
芸術会館大学・スポーツパビリオンで
午後5時から開催決定。

場所が決まったのが、歓迎会の12日前。
遅すぎるよね。。。(涙)

告知が遅れて、しかも土曜日だから、
どれくらいの人が来てくれるか。。。
全員で70人くらいなんだけどね。

まあ、なんにせよ、
なんとかかんとか、第一関門突破だ。

正直、ほっとした。。。
場所が取れなくてやりませんってわけにはいかないからね。

慣れないこととはいえ、
歓迎会の準備の初動が遅かったことは
本当に反省点だ。

10月はこんなに場所取りが難しいものだとは
やってみて初めてわかったことだ。

まあ、何事も勉強。
1つ1つのいろんな出来事を解決していって、
その経験を会として蓄積していくしか、
いい会を作っていく方法はないよね。





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最終更新日  2004年10月19日 03時58分44秒



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