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2004年11月10日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、今日は「日本人会」です。
前回は、外国人の日本人会への殺到と、
それに対処するためのI君のスタッフ入りを書いた。

今日はその続きです。

外国人殺到騒動も一段落し、
歓迎会まであと一週間という頃。
芸術会館のカフェで、
私はゆっくりお茶をしていた。

そこへ1人の女の子がトコトコ歩いてやってきた。

JYAのS子ちゃん。

小柄で丸顔のかわいい顔をした子だが、
それまであんまり話したことはなかった。

私の彼女に対する印象は、
4月のJYAの歓迎会で、
昨年のJYAが残していった
生活必需品の数々を我先に漁って、
抱えきれないくらいの品物を
両手に抱えて持って帰っていたこと。(苦笑)

かわいらしい外見とちょっと結びつかない
本能的で積極的な行動を
微笑ましく思ったのを覚えている。

それで、そのS子ちゃん。

「あの。。。

『1つの世界祭』

に参加したいんですけどお。」

なるほど。それはJYAでやりたいということ?

「はい。昨年もお、ファッションショーに出たんですよね?」

そう。T子ちゃんたちJYAが
『1つの世界祭』
に出るために作ったのが日本人会の始まり。(笑)

「はい。今年もお、ソーラン節とかあ
やってみたいんですけどお。」

いいよ。そしたらさ。
今週末の歓迎会までに、
大体何をやりたいかJYAで相談してさ、
歓迎会で時間をあげるから
みんなの前で、
「こんなことをやりたいんですが」
って発表してくれる?

「はい、わかりました。」

S子ちゃんは帰っていった。

『1つの世界祭』
とは、うちの学校の文化祭である。

もう何度もここで書いているが、
この文化祭に参加することが、
日本人会再発足の直接のきっかけになった。

うちの学校は、
世界中の国から留学生を受け入れており、
文化祭は各国の文化紹介・相互理解というコンセプトで行われる。

毎年1月の1週間を使ってこの文化祭は開催される。
Student Union(大学自治会)にとっては、
1年間で最大のイベントである。

まあ、何度も書いていることだが、
Student Unionは政治色が強い団体で、
加盟団体(日本人会含む)の活動に対して
非常に強い規制を掛けてくる。

私はUnionに対しては、
非常に強い不満と不信感を持っている。

政治的活動に関心を持つ大学生が
くだらん奴らなのは、
別に日本に限った話ではなく、
世界共通のこと。。。

そのUnionが最大のイベントとしてやるものだから、
正直ろくなもんではない。

今日はそのことには触れない。
いずれまた。。。

まあ、日本の若い子が純粋な気持ちで
外国で日本を紹介することを、
みんなで協力しながらやってみるというのは、
彼らにとっていい経験になる。

主催者側の思惑は思惑として、
日本の若い子には、
ぜひやらせてあげたいと思う。

。。。なんてことを考えていると、
また1人やってきた。

のぞみくん。

「あの。。。

日本人会で、いろいろやりたいことがあるんすけど、
やっていいでしょうか。

俺の友達もやりたいって言ってるんでー。」

いいよ。いろいろアイディア出してくれれば、
予算がどうかとか人員がどうかとか
検討するよ。

ところでJYAのS子ちゃんが
『1つの世界祭』
やりたいと言ってきてるからさ。

今週末の歓迎会でみんな顔合わせしてさ、
それで協力してやってくれ。

「わかりました。」

のぞみくんというのは、
社会学の学部生。

スウェーデンの高校を出ているという
ちょっと変わった経歴の持ち主。

彼とは昨年の歓迎会で1回会っていた。

のぞみくんという名前とは
ちょっとイメージの違う
がっちりした感じの子。

若い頃のゴン中山?
という感じだね。

。。。ということで、
外国人が日本人会に殺到したと思ったら、
日本の若い子から
日本人会で積極的に活動したいという動きが出てきて、
あっという間に1つの流れができてしまった。

そもそも日本人会の歓迎会というのは、
うちの学校に来たばかりでまだ緊張している
修士の学生のお互いの顔合わせをし、
困ったときの情報交換ができるようにしてあげるというような、
どちらかというと消極的な理由で開催されてきた。

特に日本人会もなかった昨年までは、
それしか集まる理由はなかったと言っていい。

でも、今年は日本人会という器ができたからであろうか。
その日本人会という器を使って
なんかやってみたいというエネルギーのある若い子たちが
日本人、外国人を問わず集まってくるようになったらしい。

歓迎会は、その顔合わせの場になりそうだ。

この流れができてきたことは、
実は私にとって最もうれしいことだった。

なぜなら、
私が日本人会・会長を引き受けた最も大きな理由は、
大学院生ではなく、学部生のフォローをしたかったからだ。

なんでかというと、
うちの学校に対して、
究極的に「母校愛」を持ってくれるのは、
数が少なくても学部生の子だと思うからである。

JYAは日本の大学からの交換留学に過ぎないから、
日本に帰ったらうちの学校のことなんか忘れる。

大学院の人は、
なんだかんだ言って母校だと思うのは、
日本で卒業した大学だ。
私も含めてね。

うちの学校の名前を日本で言っても、
大学関係者か一部の企業の人事の人くらいしか
ほとんど誰も知らないから、
日本では日本の出身大学を言うほうが
都合がいいことが多いからである。

でも、学部生の子にとっては、
母校はうちの学校しかない。

なのに、うちの学校の国際局のフォローは
学部生に対してのものが一番手薄なのだ。

数年前なんて、国際局主催の日本人歓迎会に
JYAと修士の人だけが招待されて、
学部生が呼ばれてなかったということがあった。

私はそれはないんじゃないのと大激怒して国際局に抗議した。

なんでこんなことになるかというと、
学部生は人数が少ないうえに、
うちの学校の学部は英国内で極めてレベルが高く、
留学生ならほどんど無審査で入学できる大学院と違って、
例えば国際局が日本の高校に営業かけて、
「芸術会館大学に来てください」
と宣伝したとしても、
実際ほとんど入学できないからだ。

つまり国際局としては、
学部生をフォローしても商売にならないのだ。
だからフォローしない。

まあ、学部生自身がたくましくて、
国際局など頼らないということはあるが。

いずれにせよ、
卒業してから最後までうちの学校を
忘れないのは(忘れられないのは)
学部生なのである。

この子たちを大事にしないで、
誰を大事にするんだというのが
私がずっと思っていたことだった。

そこで、
私は日本人会・会長を引き受けるときに、
こう考えた。

まず1年の修士コースに留学する人たちを日本人会でフォローして、
「ああ、いい学校だったなあ。いい留学だったなあ。」
と思って日本に帰ってもらう。

日本に帰ってからも
TTさん率いるOB会で、
フォローを続けてもらって、
薄れがちなうちの学校への母校意識を
なんとか持ってもらう。

その一方で学部生には、
うちの学校のOBがどこにいるのか、
把握できるようにする。

そして、就職でもなんでも、
必要に応じてOBに相談できるようにする。

日本の社会で、
同じ大学のつながりってのが
大事な局面は少なくない。

うちの学校の学部生は、
日本に帰ったときそれがなかった。

大体今は、学部生はOBがどこで働いているかすら
わかってないのだ。

今は元気に働いている
I恵ちゃんもS美ちゃんも
誰一人うちの学校のOBに
就職について相談することができなかった。

そういうのはもう少しなんとかならないのか?
私が日本人会・会長を引き受けた理由はこれであり、
OB会長のTTさんに、最初に話したこともこれだった。

そういう意味で、
学部生の子たちから、
自発的な動きが出てきたのは、
私にとってとてもうれしいことであったのだ。

さて、いろいろありましたが、
いよいよ歓迎会です。
それでは、また。






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最終更新日  2004年11月11日 14時10分40秒



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